|
||||||||||||||||
| 1 2 3 次のページ | ||||||||||||||||
| テストケースを記述する | ||||||||||||||||
|
「第4回:テストの作成と実施(SeleniumCore−HTML前編)」では、プロジェクトの作成やSeleniumの動作確認を行いました。今回はいよいよテストケースを実際に記述していきましょう。 これまでに述べてきたように、Seleniumは手動でWebブラウザを操作したり、画面を確認する作業をかわりに行ってくれるツールです。したがってSeleniumのテストケースは手動で実施する試験項目(手順)を元に作成するのが基本となります。 ではMyMeiboアプリケーションの結合試験項目1-1を見てください。 この図に記載されている条件(手順)と確認事項を実際の操作順に並べてみると、以下のようなものになります。
表1:MyMeiboアプリケーションの結合試験項目 この表1にある4つの動作の内容に対応したSeleniumコマンドは以下のようになります。
表2:動作の内容に対応したSeleniumのコマンド では、それぞれのコマンドについて説明します。 |
||||||||||||||||
| Openコマンド | ||||||||||||||||
|
指定したURLを開きます。URLは「http://」からはじまる絶対パス指定でもできますが、アプリケーションをデプロイする対象を変更した場合にはテストケースを修正する必要があります。そこでテスト対象アプリケーションのURLを開く場合は、基本的にはアプリケーションのコンテキストからはじまる相対パスで指定します。
表3:Openコマンドの書式
表4:Openコマンドの例 |
||||||||||||||||
| assertTitleコマンド | ||||||||||||||||
|
現在のWebページのタイトルを検証します。これは<title>タグの内容が指定した文字列と合致するか検証するものです。Webページのtitleが異なる場合は期待したWebページにない可能性があり、その場合にはそれ以降の操作がすべて無効になってしまうため、「verify〜(検証NGの際テスト続行)」形式よりも「assert〜(検証NGの際テスト中止)」形式を使用した方がいいでしょう。
表5:assertTitleコマンドの書式式
表6:assertTitleコマンドの例 |
||||||||||||||||
| assertTextPresentコマンド/assertTextNotPresentコマンド | ||||||||||||||||
|
現在のページに指定した文字列が表示されているか/いないか、画面の表示を確認することができるコマンドです。例えば、画面のバリデーションチェックを確認する試験項目で「期待したエラーメッセージが表示されているか」ということを確認できます。また逆に「余計なメッセージが表示されていないか(assertTextNotPresent)」なども確認することもできます。 このコマンドを利用する際の注意点としては、画面のどこに表示されているかを検出することはできないことです。また同じ表示が複数あった場合、表示されている回数を検出することもできません。こういったことを検出するためには、別のコマンドなどを使って対応する必要があります。
表7:assertTextPresentコマンド/assertTextNotPresentコマンドの書式
表8:assertTextPresentコマンド/assertTextNotPresentコマンドの例 |
||||||||||||||||
| assertElementPresentコマンド/assertElementNotPresentコマンド | ||||||||||||||||
|
現在のWebページに指定したHTML要素がある/ないかを検証します。ElementLocatorで指定したHTML要素が現在のWebページにあるかを確認するコマンドです。例えば、管理者でログインしたときのみ利用できるボタンがちゃんとあるか、または一般ユーザでログインしたときにボタンがないかを確認できます。
表9:assertElementPresentコマンド/assertElementNotPresentコマンドの書式
表10:assertElementPresentコマンド/assertElementNotPresentコマンドの例 |
||||||||||||||||
|
1 2 3 次のページ |
||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||


