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| オプティマイゼーション能力の向上 | ||||||||||||
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オプティマイゼーション能力とは、「ある消費者に適切な商品・サービスを適切なタイミングで適切なチャネルから適切な謳い文句で紹介する能力」を意味する。この能力を高めるには、分析力はもちろんのこと、商品やサービス、消費者の属性や行動を深く知ることが重要となる。 このオプティマイゼーション能力についても、(Google Adsenceに見られるように)代表的なものはフロント型企業から提供されている。現在、GoogleやYahoo、MSNでは、検索連動型広告を強化しはじめている。単にキーワードとの連動にとどまらず、消費者の属性(住所や年齢、行動、blogなど)を考慮した連動型広告を行う計画を示している。 これを実現するためには、消費者をIDで識別し、かつ様々な属性や行動を消費者に開示させる仕組みが必要となる。ご存知の通り現時点でも、無料のサービスを利用するために既に多くの消費者がIDを保有し、様々なサービスを通じて自身の属性や行動を開示しはじめている。 情報過多の現在のWebの世界では、消費者へのアテンションが重視される中、フロント企業は着実に消費者へのアテンションを手中に収める計画を進めている。 |
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| アテンション機会の広がり | ||||||||||||
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情報はあらゆる形式のものがあらゆる経路から収集され、ファインダビリティとオプティマイゼーション能力も備えた次の段階に必要なのは、消費者へのアテンション機会である。 簡単にいえば広告スペースである。Webサイトの広告スペースはもちろん、現在は、以下にあげるような領域にまでアテンション機会は広がってきている。今後も広がり、電車内や街中の広告(2006年5月12日、日立製作所は、業務用電子ペーパー「Albiray(アルビレイ)」を発売)、レストランのメニューやコースターなどと電子化/非電子化媒体に関わらずパーソナライズ化/カテゴライズ化された広告が常に消費者へのアテンションとして提示されるようになるだろう。
表2:広告の領域の広がり 心配するにはまだ早いが、ここで気をつけたいのは、あまりにも個人の好みにあったものだけを広告するため、情報が偏ってしまう可能性があることだ。かゆいところに手が届く反面、視野が狭くなる危険性もある。 筆者は、Web 2.0のマクロな成長段階として、下図の3つの段階に分けている。 ![]() 図4:Web 2.0のマクロな成長段階 出所:野村総合研究所 |
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