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| ブログがもたらした変化 | ||||||||||||
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ブログがインターネットにもたらした変化は非常に大きなものです。 ブログが一般的になる前、インターネットとは企業が発信した情報を個人が「視聴・情報収集」するものでした。インターネットで情報発信するためには、HTMLを覚える必要がありましたし、発信した情報を交換して他人とコミュニケーションをするためには、CGIというプログラム言語を覚える必要がありました。それらは決して難しいものではありませんが、一般のユーザが積極的に情報を発信・交換するのを妨げた要因の1つといえるでしょう。 その一方で掲示板の機能によって、情報の交換は頻繁に行われていました。これはブログのコメント機能の前身ともいえ、インターネット上での情報交換の土台は徐々に固まりつつあったといえます。 そして、ブログの登場によって状況が変化しました。掲示板にコメントを残すだけだったユーザが、簡単に情報を発信できるようになり、コメント機能に加えトラックバック機能などのブログの機能により、意見交換がさらに活発になったのです。つまり一般のユーザにとって「視聴・情報収集」するものだったインターネットが、「参加・情報発信」するものに変わったのです。 その結果、商品やサービスに対する様々な意見や情報などの口コミ情報がインターネットで積極的に発信されるようになり、それらが商品やサービスの売れ行きを決める重要な情報の1つになってきました。このような消費者中心の新しい動きを「CGM（Consumer Generated Media）」といいます。 また、そのようなインターネットの消費者の動きや口コミ情報を、企業も積極的にマーケティング活動に取り入れる動きが出てきました。そのようなマーケティング活動を、「バイラル（口コミ）マーケティング」といい、マーケティング手法として確立されています。 このブログによるインターネットの変化は、インターネットの進化（Web 2.0）である新しい方向性の中で最も重要な要素の1つです。 |
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| ブログの種類と比較 | ||||||||||||
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ブログの利用者のほとんどは個人です。しかし社長ブログのように企業でもブログを利用している場合もあります。では個人で利用するブログと、企業で利用するブログにはどのような違いがあるのでしょうか。また本連載で取り上げるイントラブログや、企業ブログと似た言葉であるビジネスブログとの違いはどこにあるのでしょうか。
表2：ブログの種類 ここでは、それらの各種ブログの比較をしていきましょう。 |
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| 個人ブログ | ||||||||||||
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これは個人が日記や意見を簡単に外部公開できるようにしたものです。ISPなどのASP型ブログアプリケーションを利用することが圧倒的に多く、ほとんどのものは無料で利用可能です。 こういったものは誰でも簡単にブログをはじめられるように構築されていますが、独自のドメイン名やデザインが利用できないことが多く、企業での利用には向いていません。 個人ブログ用のサービスには、ココログやJugemがあります。 |
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| 企業／社長ブログ | ||||||||||||
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企業サイトやその会社の社長が日記やお知らせ（新着ニュースなど）を簡単に外部公開できるようにしたものです。個人ブログのサービスを利用する場合もありますが、企業の独自ドメインの利用や企業サイトのデザインと統一したケースでは、カスタマイズが可能なサーバインストール型のブログアプリケーションが利用されます。 デザインの自由度が高く機能拡張も可能ですが、インストールする手間やスキルが必要です。そのため、その作業を代行してくれるWeb作成業者を利用することがあります。 サーバインストールを考えた場合、企業／社長ブログ用のブログアプリケーションとして、Movable TypeやWord Pressなどが使われています。 |
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