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Movable Type
Movable Typeには自由という言葉がよく似合う

第1回:企業にブログがやって来た

著者:GMO ホスティング & セキュリティ  大澤 貴行、中條 綾子
2006/12/27
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Movable Typeが見せた可能性

   読者の皆さんは「社長ブログ」や「ブログマーケティング」、「ビジネスブログ」といった言葉を聞いたことがあるでしょうか。

   ブログ(blog)という言葉はすっかり一般的になりました。日本国内での利用者が1,000万人を越えるといわれている現在、ブログは日常会話から各種メディアまで、至るところで使われています。

   当初ブログは日記風のコンテンツを簡単に発信できるという特長から、個人ユーザでの利用をメインに広がってきました。しかし数年前から企業としてのブログ活用に注目が集まり、各企業とも情報発信の場として、またマーケティングの一環として、さらにはWebサイト構築ツールとして、ブログを積極的に活用しはじめています。

   企業によるブログ活用にあたって、最も利用されているブログアプリケーションが「Movable Type」です。

   まずはその可能性を知るために、様々なMovable Typeの形を紹介しましょう。図1は、昨年開催した「Movable Typeコンテスト」の受賞者のWebサイトで、個人や企業がそれぞれデザインし、同じアプリケーションで作っていても、それぞれがまったく異なった仕様になっています。
様々なMovable Typeの形
図1:様々なMovable Typeの形

バカ世界地図
http://mt.rsh.jp/2005/10/post_44.html
DAILY ARCHIVE
http://mt.rsh.jp/2005/10/post_45.html
はんだ付け装置メーカー ジャパンユニックス
http://mt.rsh.jp/2005/10/_no_107.html
長谷幼稚園
http://mt.rsh.jp/2005/10/post_46.html

   本連載では、この可能性を秘めたMovable Typeを取り上げ、なぜ企業によるブログの活用が注目されているのかを紐解き、Movable Typeの特長や利活用の方法などを様々な角度から見ていきたいと思います。


なぜ企業でのブログ活用が注目されているのか

   企業の事業内容やサービス・製品情報、採用・IR情報、ニュースリリースなどを公開しているWebサイトのことを企業サイトと呼びます。この企業サイトで発信した情報が、新たなビジネスや人材の獲得につながることもあるでしょう。いわば「企業サイトは企業の窓口」ともいえるのです。そのため顧客や取引先、就職希望者など、多くの人が訪れることを想定して作成する必要があり、企業の今を映すもの、つまり企業の顔になるものでなければなりません。

   企業について知りたいことがあった場合、その企業サイトを調べることは今では一般的に行われており、一企業一サイトを持っていることが必須になりつつあるといっても過言ではありません。

   この企業サイトは、作成・公開したら終わりというものではありません。企業の顔となるものですので、企業の動きに沿って共に変化していかなければなりませんし、新しい情報を常にWebサイトに反映させていく必要があります。

   それに加えて最近では迅速な更新はもちろん、経営者や担当者が自らの声を積極的に発信していくことや、Webサイトを通じて顧客の生の声を集めたり、顧客とより密接にコミュニケーションを取っていくことが注目されています。

   このように企業のサイトの役割が変化していく中で、より簡単に情報を発信するためのツールとして、経営者や担当者自らが情報を発信するためのツールとして、顧客とより密接にコミュニケーションをするためのツールとして、企業サイトでブログを活用することが注目されているのです。

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GMO ホスティング & セキュリティ株式会社 大澤 貴行
著者プロフィール
GMO ホスティング & セキュリティ株式会社   大澤 貴行
ラピッドサイト事業本部 本部長 兼 商品企画部長
ホスティングブランド「ラピッドサイト」の責任者としてSaaSの1つの形であるアプリケーションホスティングやWeb 2.0をビジネスに取り入れたWeb2.0 on Businessなどの中小企業に向けた新しいホスティングサービスの提案、啓蒙活動を行う。

GMO ホスティング & セキュリティ株式会社 中條 綾子
著者プロフィール
GMO ホスティング & セキュリティ株式会社   中條 綾子
ラピッドサイト事業本部 マーケティング担当
ビジネスブログやイントラブログなど、ブログを中心とした活動を行う。MTコンテストの運営やアプリケーションサービスのリリースなどに携わる。

ラピッドサイト:http://www.rapidsite.jp/

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