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VMware ESX Server サーバ統合ガイド |
第1回:VMware関連基礎用語
著者:デル 2006/8/2
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はじめに
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本連載は2006年6月、デル株式会社が作成した「VMware ESX Server サーバ統合ガイド」の内容を一部抜粋し、転載したものです。VMware ESX Serverによるサーバ仮想化の参考にしていただけますと幸いです。
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事前調査から移行作業までの考え方
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「サーバを仮想化する」とは、1台の物理的なサーバを論理的に分割し、複数の論理的(仮想的)なコンピュータを作り出してリソースを有効活用することを指す。仮想化技術を用いたサーバ統合は多くのメリットを生み出すが、反面、無計画な仮想化はITインフラストラクチャに対して大きなリスクとなる。
まずは、仮想化技術を有効活用したサーバ統合の正しい手法や考え方を把握していただきたい。
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STEP0:前提知識の確認
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まずは、前提知識としてVMware関連の基礎用語について解説していく。
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ホストOS
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アプリケーションを稼働させるプラットフォームとして、通常一台のサーバハードウェア上に搭載される、いわゆる「OS」。VMware GSX Server(2006年後半からVMwareServerと呼称される予定)やMicrosoft Virtual Serverは、Microsoft Windows Server 2003などのホストOSの上で稼働する仮想化アプリケーション。VMware ESX Serverは、ホストOSを必要とせず、直接ハードウェアにインストールして使用する。
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ゲストOS
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仮想化ソフトウェア上に作成された仮想マシンの上で稼働するOS。仮想化レイヤよりも上位で稼働するため、一台のサーバハードウェア上に複数インストールして使用することができる。通常のOS(ホストOS)と対比して、ゲストOSと呼ばれる。
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仮想マシン
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VMware ESX Serverなど仮想化ソフトウェア上で作成される、仮想的なコンピュータ。物理ハードウェアと同様にBIOSやCPU、メモリ、ディスク、キーボード/マウス、CD-ROMドライブなどの周辺機器を備える(エミュレーション)。
仮想マシンにインストールしたOSから仮想マシンを見ると、本物の物理サーバのように見える。仮想マシンがエミュレーションしている各種デバイス類はプラグ・アンド・プレイで稼働する業界標準のものを採用している。個々の仮想マシンは完全に独立しており、個々に電源ON/OFFすることも可能。
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Virtual Center
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複数のVMware ESX Serverおよび仮想マシンを一元的に管理・運用可能なソフトウェア。VirtualCenter Server(管理サーバ)は通常ESXとは別にたてて運用する。管理対象のVMware ESX ServerにはVirtualCenter Agentモジュールを別途導入する。
Virtual Centerからは、ネットワーク上の仮想マシンを一元的に管理することができ、仮想マシンの作成、電源制御、モニタリング、テンプレートの作成、ログの管理、リモートコンソール、などの運用が可能。また、後述のVMotionのオペレーションもVirtualCenterから行う。
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VMotion
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仮想マシンを無停止で別のVMware ESXServer搭載サーバへ移動する機能。「ホット・マイグレーション」とも呼ばれる。仮想マシン上のサービスを止めずに別のサーバへ移動できるため、計画メンテナンスの際や、管理者による負荷分散などで利用される。
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著者プロフィール
著者:デル株式会社
デルはスケーラブル・エンタープライズ戦略の重要な要素の1つとして、VMware社の仮想化技術を用いたサーバ統合ソリューションを提供しています。業界標準技術を採用した、デルのPowerEdgeサーバとDell | EMCストレージから構成されるハードウェアプラットフォームと、仮想化ソフトウェア「VMware ESX Server」、仮想マシン管理ツール「VirtualCenter」、仮想マシンの無停止マイグレーション技術「VMotion」を組み合わせることにより、柔軟でコストパフォーマンスに優れるサーバインフラストラクチャが構築可能です。
http://www.dell.com/jp/
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