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| Ajax開発環境の本命、ASP.NET AJAXとは | ||||||||||||
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Ajaxの登場は、ユーザの操作をリアルタイムにブラウザに反映することでWebアプリケーションのこれまでのイメージを覆した。しかし開発環境や手法が整備されていないため、構築には非常に手間がかかるといわれている。 そのような中で、マイクロソフトはASP.NET 2.0に対応するAjax開発フレームワーク「ASP.NET AJAX 1.0」を公開した。本連載では使い方などを解説していくが、第1回となる今回はその特徴や今後の展望についてマイクロソフトの鈴木氏にお話をうかがった。 |
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| なぜ、ASP.NET AJAXが生まれたのか | ||||||||||||
鈴木氏
ASP.NET AJAXの開発目的は、ソースコードを書く作業を減らし、開発効率をあげることです。これは、ASP.NETの開発目的とも一致することで、それがAjax開発にも対応したといえるでしょう。ご存知の通り、ASP.NET自体は2000年にコンセプトを発表・プレリリース版の提供を開始し、2002年に最初の正式版をリリースしました。それ以前に動的なWebページを作るといえば、HTMLにサーバーサイド開発言語を組み合わせるのが一般的でした。 例えば、当社のActive Server Pages(ASP)であればJavaScriptもしくはVBScriptとHTMLを組み合わせて構築するものでした。しかしJavaScriptなどでの構築は非常に面倒で、時間が経つと書いた本人すらわからなくなるようなスパゲティコードになりがちでした。また、メンテナンス性/ブラウザの互換性が考慮されていなく、それら補完するためにトリッキーなソースを書くこともありました。 そのような中で開発されたASP.NETは、例えば100行かかるソースコードをクラスライブラリ化することで数行で済むようにし、Webアプリケーション開発を簡素化することを目指したのです。 これは、ASP.NET AJAXも同様のことがいえます。Ajaxの開発に関しては、まだツールや方法論が整っていないこともあり、先に述べたように非常に煩雑な作業を求められるものでした。それ煩雑な作業をクラスライブラリを使って、最低限のソースコードで実現できるようにしたのです。 鈴木氏 その通りです。 当初、Ajaxへの対応は次期ASP.NETに組み込まれる予定のものでした。前段階として、Ajax開発フレームワーク「Atlas(コードネーム)」をCTPでリリースしていたのですが、実務で使いたいとの声が多く、Go Liveライセンスに変更したのです。すると、実際の業務に使うに当たってはサポートが欲しいとの声が多くなり、ASP.NET 2.0にアドインとして組み込まれることになったのです。
※注1:
CTP(Community Technology Preview)
※注1: Go Liveライセンス 開発したシステムを実運用で期限付きで利用できるライセンス 1月に正式版として有償サポート付きでリリースしましたが、今もなおCTP版は公開しており、新機能の追加や改良などを行っています。 鈴木氏 最終的には、Visual Studio 2005の次期バージョン「Orcas(コードネーム)」に組み込まれた形で提供することになるでしょう。その際には、日本語の対応も行うことになります(現在は、日本語利用可能な英語版を提供)。 |
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