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| オープンソース化の動き | ||||||||||
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プロジェクト管理用のソフトウェアといえば、定番のMicrosoft Office Projectをはじめ、これまで様々な商用の製品が存在しました。一方で、従来からオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアにも様々なものがあります。 例えばソフトウェア開発に従事されている方であれば、Edgewall Software社が無償で提供している軽量バグトラッキングシステムの「Trac」を使ったことがあるのではないでしょうか(図1)。 本システムは、バグ管理をユーザインターフェースとしてソフトウェア開発プロジェクトを支援するオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアの代表格といえます。
Trac Project.
http://trac.edgewall.org/ ただし、このような従来のオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアの多くは、目的が限定されているものや基本的な機能のみを実装するものが多く、企業の汎用的なプロジェクト管理に使えるものが少ないのが現状でした。 その背景の1つとして、オープンソースソフトウェアがWebアプリケーション技術に依存しているケースが多く、ガントチャートなど視覚に訴える機能を実現することが技術的に難しかったこともあるでしょう。 ところが、オープンソースの業務アプリケーションが次々に登場している昨今では、技術やノウハウが普及するとともに、当然のことながら多くの優秀なオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアが登場してきました。それらは、ソフトウェア開発のみならず汎用的なプロジェクトを管理できるようになっているほか、リソース管理や予算管理などのプロジェクトマネージャ向けの管理機能も充実しているものもあります。その勢いは商用のプロジェクト管理ソフトウェアを凌ぐほどです。 本連載では、このような最近のオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアを紹介します。一言でプロジェクト管理ソフトウェアといっても、機能が単体で提供される場合や、他の業務アプリケーションと統合されて提供される場合などタイプが様々です。さらに、オープンソースプロジェクトの殿堂ともいえるSourceForge.netには2007年7月時点で540以上のプロジェクトが登録されています。
SourceForge.net
http://sourceforge.net/ このような膨大なプロジェクト管理ソフトウェアをすべて紹介する紙面も時間もありませんので、個々のソフトウェアが企業の活動をどこまでカバーするかによって下記のようにタイプを分類し、それに則した形でタイプ別に代表的なソフトウェアを紹介していきましょう。
表1:オープンソースプロジェクト管理ソフトウェアのタイプ なお、今回紹介するオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアはすべてが日本語化されているとは限りません。あらかじめご了承ください。 |
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