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徹底比較!! OSSプロジェクト管理ツール |
第1回:こんなにあるオープンソースのプロジェクト管理ツール
著者:ケアブレインズ 内田 隆平 2007/8/2
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エンタープライズ型のプロジェクト管理ソフト
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エンタープライズ型のプロジェクト管理ソフトウェアは、プロジェクト管理者、あるいはプロジェクトルームのスタッフ向けにダッシュボード機能を用意し、個々のプロジェクトの進捗や予実の状況が一目で把握できるように工夫されているのが特徴です。
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ProjectKeeper
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企業向けの機能を搭載し、汎用的なエンタープライズ型のプロジェクト管理ソフトとして最近、話題をさらったのがサイオステクノロジーから2007年7月に無償でリリースされたProjectKeeperです(現在はβ版が公開)。
図6:ProjectKeeper (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
ProjectKeeperはプロジェクトの工程管理とあわせて予算の管理も行えるようになっており、より実務に近い機能とユーザインターフェースを実現しています。当然ですが、ユーザインターフェースがすべて日本語なのも安心です。
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Project.net
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Project.netはオープンソースのプロジェクト管理ソフトですが、元々は有償のソフトウェアパッケージだったこともあり、予算管理やパートナー企業連携、ワークフローなどの企業向けの機能が満載です。
図7:Project.net (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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アプリケーション統合型のプロジェクト管理ソフト
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アプリケーション統合型のプロジェクト管理ソフトウェアは、グループウェアやCRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理システム)と統合され、営業やカスタマーサポート情報、社内のリソース情報と密に連動できることが特徴です。
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eGroupWare
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eGroupWareはグループウェアにプロジェクト管理機能が組み込まれたもので、プロジェクトとスケジューラや情報記録機能と連動します。
図8:eGroupWare (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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SugarCRM
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SugarCRMは本来はオープンソースのCRMソフトウェアですが、基本的なプロジェクト管理機能を搭載しています。進捗管理を行うことができることはもちろん可能ですが、CRMと連動している特徴を活かしてプロジェクトと取引先や商談との関連、スケジュールや実績記録との連動など、顧客との様々なやり取りを一元管理できるようになっています。特に受託ビジネスを推進する企業に向いているソフトウェアだといえるでしょう。
図9:SugarCRM (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
次回から、それぞれのタイプを代表するソフトウェアを詳細に紹介していきましょう。
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著者プロフィール
株式会社ケアブレインズ 内田 隆平
取締役CTO 東京大学農学部卒業、早稲田大学ビジネススクール技術経営学修士(MBA in Technology Management)。米国SugarCRMコア開発メンバー、SugarCRM日本語化リーダーを兼務。54,000名のSugarCRMコミュニティではトップ10コントリビューターとして表彰される。
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