ユニアデックスが無停止・高可用性ソフトウェア「Marathon everRun」を提供開始

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ユニアデックス株式会社

ユニアデックスが無停止・高可用性ソフトウェア「Marathon everRun」を提供開始
2006/12/26

クラスタシステムを超える高可用性Windowsシステムを構築

   ユニアデックスは12月25日、高可用性ソフトウェア「Marathon everRun」の販売を開始した。同時に導入・構築サービスおよび保守サービスについても提供する。

   今回提供を開始した「Marathon everRun」は米Marathon Technologies Corporationが開発したもので、同社との提携により国内での販売をユニアデックスが担当するとのことだ。アプリケーションの可用性を向上するとともに、顧客のデータやネットワーク、オペレーティングシステムを障害や災害から保護することを目的としている。

   同社によると、近年の企業における情報システムでは、SOX法対応をはじめとして、高い信頼性を求める高可用性システムの需要が急激に高まっているという。しかし従来の高可用性システム構築技術であるクラスタシステムでは、アプリケーション上での制約やクラスタ運用技術者が必要であるといった面から、十分な可用性対策を講じることができない場合があったという。

   Windowsサーバ上で仮想のWindows OS環境を動作させる「Marathon everRun」を導入することで、これらの制約のないシステム作りが可能になるとのことだ。

   主な特徴は次の通り。

2種類の高可用性システムを提供: 「Marathon everRun FT」は2台のWindowsサーバを同期実行し、既存のクラスタシステムを超えるアプリケーション実行環境の連続可用性を実現。
「Marathon everRun HA」は、サーバ全体の障害発生時にディスクやネットワーク入出力環境の連続可用性を維持しながら、アプリケーション実行環境の待機サーバへの切り替えを実現する。
複雑な高可用性システムの設計・開発・運用が不要: 仮想化されたOS環境でアプリケーションが動作するため、利用アプリケーションやスクリプトなどでクラスタ対応のものを設計・開発する必要がない
低価格な高可用性システムが構築可能: 共有ディスクを利用しない構成のため、共有ディスク型のクラスタシステムに比べて機材の購入・維持・運用コストを低減できる
ディザスタトレラントの提供: オプションにより、2台のサーバを遠隔配置して災害時におけるシステムの連続運用を可能にする「Marathon everRun SpilitSite」を提供

保守費用を別とした価格は「Marathon everRun FT」が122万円から、「Marathon everRun HA」が95万円から。今後ユニアデックスはデルと協調し、Windowsサーバ市場における高可用性ソリューションおよびPowerEdgeサーバの拡販をはかっていくとのこと。

問い合わせ先
ユニアデックス株式会社
http://www.uniadex.co.jp/

（ThinkIT編集局神保暢雄）