ウルシステムズ、NECと流通業の次世代XML-EDI分野で協業
XML-EDI流通企業間取引
2007/6/21 18:30
ウルシステムズの「UMLaut/J-XML」の動作検証をNECの「NX7700iシリーズ」上で完了
ウルシステムズは6月21日、日本電気(以下、NEC)と流通業の次世代XML-EDI分野で協業すると発表した。
日本の流通業界では、消費者の嗜好の変化や安全・安心に対する高い関心などのニーズに向けた対応や、国際的な競争力のある企業へと変革することが求められているという。その実現に向けて2007年4月には、旧来のJCA手順に代わる「流通BMS」が策定されたとのことだ。
流通BMSは、インターネットの活用による高速かつ安価な企業間取引を実現するもので、流通業各社にて導入への取り組みが本格化している。しかし「流通BMS」のメリットを最大限に享受できるシステムを構築するためには、単なるEDI(電子データ交換)だけでは不十分だという。
同社では、すでに流通BMS対応製品として「UMLaut/J-XML」を販売しているが、さらに顧客に対して最適なプラットフォームソリューションを提供することを目的としてNECとの協業を開始したとのことだ。
協業と同時に、その一環としてNECの主力製品である「NX7700iシリーズ」上で「UMLaut/J-XMLTM」の動作検証を行ったことが合わせて発表された。今後は、両社共同で流通BMS市場における新規顧客獲得を目的としたマーケティングや営業活動を実施し、顧客に対して最適なソリューションを展開していくとのことだ。
(ThinkIT編集局 神保 暢雄)