「VirtualBox 7.2.16」リリース ─ LinuxホストでFREDに対応
VMSVGAの3D性能とWaylandの共有クリップボードを改善、RHEL 9.8対応も修正
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Oracleは8月18日(現地時間)、オープンソースの仮想化ソフトウェア「VirtualBox 7.2.16」をリリースした。
「VirtualBox」は、Windows、macOS、Linux、SolarisなどのホストOS上で、複数のゲストOSを仮想マシンとして実行できる仮想化ソフトウェア。仮想マシンのスナップショット、共有フォルダー、共有クリップボード、USBデバイスの接続などの機能を備えている。
「VirtualBox 7.2.16」のハイライトは次の通り。
〇LinuxホストでFREDをサポート
〇VMSVGAの3D性能を改善
〇LinuxホストおよびゲストのWayland環境で共有クリップボード処理を改善
〇RHEL 9.8カーネルに対するLinux Guest Additionsの対応を修正
〇多数の画面更新後にビデオ録画を停止するとハングする問題を修正
〇OpenSSL 4.0を利用したビルドの問題を修正
〇アクセス不能な仮想マシンをGUIで適切に処理
〇OVFインポート時の警告表示を修正
など。
「FRED(Flexible Return and Event Delivery)」は、x86プロセッサにおける割り込みや例外などのイベント処理を刷新する仕組み。VirtualBoxでは、FREDが有効になったLinuxホスト上で仮想マシンを起動すると、ホストのカーネルパニックが発生する問題が報告されていた。報告された環境では、Intel Panther LakeプロセッサとLinux 7.1系列のカーネルを搭載したFedora 44でFREDが有効になっており、仮想マシンの起動後にNMIの処理を契機としてカーネルパニックが発生していた。VirtualBox 7.2.16ではLinuxホスト側にFRED対応が追加され、このような環境における挙動が改善された。
グラフィック関連では、Linuxゲストなどで利用されるVMSVGAの3D性能が改善された。また、画面の更新回数が多くなった後にビデオ録画を停止すると、処理がハングアップすることがあった問題も修正されている。
「VirtualBox 7.2.16」は、Webサイトから入手できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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