Red Hat、Kubernetesネイティブな統合開発環境 「Red Hat CodeReady Workspaces」を発表

2019年2月22日(金)

Red Hatは2月21日(現地時間)、Kubernetesネイティブなブラウザベースの開発環境「Red Hat CodeReady Workspaces」を発表した。

 「Red Hat CodeReady Workspaces」は、オープンソースのEclipse Che統合開発環境をベースとし、Red Hat OpenShiftとRed Hat Enterprise Linux向けに最適化された開発環境。「Red Hat CodeReady Workspaces」は、コンテナベースのアプリケーションのコーディング、ビルド、テスト、実行、デバッグに必要となるツールと依存関係を含む、共有可能な開発者環境をエンタープライズ開発チームに提供する。従来のツールはKubernetesやコンテナを使って構築されたものではなく、手作業で環境を管理する必要があったが、「Red Hat CodeReady Workspaces」ではこの問題が解消されている。また、このIDEはKubernetesの成果物の管理を舞台裏で行うように設計されているため、開発者はOpenShift内でコンテナ化されたアプリケーションの開発を容易に開始できるという。

 「Red Hat CodeReady Workspaces」は、DevOps方式への移行を目指す組織に適したプラットフォームとなっており、OpenShiftによって、開発チームはプログラムならびにカスタマイズ可能なインフラストラクチャを使ってワークスペースを大規模に管理し、システムのパフォーマンス、セキュリティ、および機能を制御できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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