Red Hat、「Red Hat Enterprise Linux 8」を発表

2019年5月10日(金)

米Red Hatは5月7日(現地時間)、同社の企業向け Linux OSの最新版、「Red Hat Enterprise Linux 8」の提供を開始した。Red Hat Enterprise Linuxの新しい系列となる。

「Red Hat Enterprise Linux 8」は、2014年に提供された「Red Hat Enterprise Linux 7」に続くメジャーリリースに当たる。「Red Hat Enterprise Linux 8」では、「Red Hat OpenShift 4」や「Red Hat OpenStack Platform 15」、「Red Hat Enterprise Linux CoreOS」など、ハイブリッドクラウド実装向けの統一されたベースと位置付けられている。「Red Hat Enterprise Linux 8」と同時に発表された「Red Hat Universal Base Image」を利用することで、あらゆる場面で動作するアプリケーションを構築できるとしている。

 サポートするアーキテクチャはAMD、Intel 64bit、ARM 64bit、IBM Power Systems、Little Endian、IBM Z。パブリッククラウドはAlibaba Cloud、Amazon Web Services、Google Cloud、IBM Cloud、Microsoft Azureで動作する。

 開発者向け新機能としては「Application Streams」を導入した。ベースとなるOSとアプリケーションを分離し、アプリケーションのアップデートを可能にする。ファイルシステムは「LUKS1」に代わり「LUKS2」をサポートした。また、「GCC 8.2」、「OpenJDK 11/8」などがサポートされているなど、搭載されているアプリケーションが新しいものになっている。その他にも数多くの機能強化・変更などが加わっている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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