「OpenSSL」に暗号通信を解読可能な脆弱性が発見される

2020年9月13日(日)

 JVNは9月10日、オープンソースライブラリ「OpenSSL」に暗号通信を解読可能な脆弱性「CVE-2020-1968」が存在する発表した。

 「CVE-2020-1968」は、いわゆる「Raccoon Attack」と呼ばれる攻撃手法を受けてしまうというもの。中間者攻撃が可能な環境でDiffie-Hellman鍵交換を行う際に、プレマスターシークレットが解かれてしまい通信内容を解読される恐れがある。

 「CVE-2020-1968」が存在するのは「OpenSSL 1.0.2w」以前の「OpenSSL 1.0.2」系であり、「OpenSSL 1.1.1」はこの影響を受けないという。「OpenSSL 1.0.2」はサポートが打ち切られているため、「OpenSSL 1.1.1」へ移行するか、有償のサポートを利用する必要がある。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
JVNVU#91973538

※本ニュース記事はびぎねっとITニュースから提供を受けて配信しています。
転載元はこちらをご覧ください。

Think ITメルマガ会員登録受付中

Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think ITメルマガ会員のサービス内容を見る