Microsoft、分散型アプリケーション構築ランタイム「Dapr 1.0」をリリース
2021年2月24日(水)
Microsoftは2月17日(現地時間)、分散型アプリケーション構築ランタイム「Dapr 1.0」をリリースした。
「Dapr」(Distributed Application Runtime)は、分散型アプリケーションを構築するための、高い移植性を特徴としたランライム。開発者はDaprを利用すると、マイクロサービスやアプリケーションを構築し、エッジやクラウドで動作させることができる。「Dapr 1.0」は、2019年のリリース開始以来、安定性とエンタープライズでの利用にある程度耐えられるようになったとして、「1.0」というバージョン番号が与えられた。「Dapr 1.0」では、Kubernetesをホスティング環境として利用できる機能が強化されている。これにより、自己ホスティング型のインフラおよびKubernetersに実装できるようになっている。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
dapr.io
その他のニュース
- 2024/11/24 Mesa 3D の最新版「Mesa 24.3.0」リリース
- 2024/11/24 ネットワークプロトコルアナライザ「Wireshark 4.4.2/4.2.9」リリース
- 2024/11/22 Oracle、Red Hat Enterprise Linux 9ベースの「Oracle Linux 9.5」をリリース
- 2024/11/22 ReiserFSがLinuxカーネルのサポートを外れる
- 2024/11/22 オープンソースの仮想化プラットフォーム「Proxmox Virtual Environment 8.3」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- Microsoftがリードするモダンな分散システム用ランタイムDaprとは?
- 分散型アプリの開発と運用を分離するOAMとDapr、そしてKubernetes上の実装であるRudrとは?
- KubeCon EUレポート Alibabaが本番環境で使うKubeVelaとDaprのセッションを紹介
- Open Source Summit NA 2023から、分散処理ランタイムのDaprで実装するワークフローを紹介
- Dapr 1.0で知るMicrosoftのガバナンス意識の高さとは?
- WASM Meetup@ByteDanceで垣間見たWebAssemblyの静かな広がり
- DaprコミュニティコールからDaprのHPC関連の事例とKeycloakとの連携を紹介
- CNDT2020シリーズ:サーバーレスの現状と実装の苦労をメルカリのSREが語る
- Kubernetersクラスタ管理ソフトウェア「Rancher 2.3」リリース
- KubeCon EU 2021でRed Hatが発表した複数のKubernetesを制御するkcpを紹介