PR

Linux kernelの複雑な依存関係を整理するプロジェクト「Fast Kernel Headers」、カーネルの開発者が発表

2022年1月20日(木)

 Linuxカーネルの開発者であるIngo Molnar氏は1月12日(現地時間)、Linux kernelの複雑な依存関係を整理するプロジェクト「Fast Kernel Headers」を発表した。

 Linuxカーネルは、およそ30年間に渡って開発が続けられており、さまざまな要素が複雑に絡み合っている。「Fast Kernel Headers」は、この複雑さを整理しようとする試み。「Fast Kernel Headers」は直訳すると「カーネルヘッダ高速化」となる。Linuxカーネルのヘッダ階層と依存関係を整理し、複雑さを解消することによって、カーネルヘッダを高速化することを目指す。

 なお、Ingo Molnar氏は、この整理整頓の作業を2020年末頃から開始しているという。当初は目論見ほどの成果が上がらなかったものの、2021年秋頃に作業のコミット数が1500を数えた辺りで速度の向上が見られたという。現在では、速度向上は78%に達しているとしている。

 Molnar氏は、2200のコミットおよび2万5288個のファイルの変更作業、ヘッダーの整理整頓などを提言している。この作業は大幅な困難を伴うと予想されるため、Ingo Molnar氏は他の開発者からのフィードバックを募集している。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
メーリングリストへの投稿

※本ニュース記事はびぎねっとITニュースから提供を受けて配信しています。
転載元はこちらをご覧ください。

Think ITメルマガ会員登録受付中

Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think ITメルマガ会員のサービス内容を見る