VPNソフトウェアの接続追跡フレームワークに「ポートシャドウ」と呼ばれる脆弱性
2024年7月24日(水)
Citizen Labは7月16日(現地時間)、VPNソフトウェアの接続追跡フレームワークに脆弱性が見つかったと発表した。この脆弱性は、「ポートシャドウ(port shadow)」と名付けられた。
この脆弱性は複数のOSのVPN接続に影響する。脆弱性を悪用されると、接続の匿名性が奪われたり、DNS要求がリダイレクトされるなどの危険がある。この脆弱性の影響を受けるのは、LinuxおよびFreeBSDで動作するOpenVPN、WireGuard、OpenConnectなど。
現在のところ、ソフトウェアのアップデートでは脆弱性は解消されない。この脆弱性に対応するためには、ShadowSocksやTorなどのプロトコルを使用して通信を行う、iptablesコマンドを利用してポートに制限をかけるなどの方法がある。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
アナウンス
その他のニュース
- 2025/1/15 ファイル同期ユーティリティ「rsync 3.4.0」リリース、脆弱性の修正
- 2025/1/14 「MX Linux 23.5」リリース
- 2025/1/14 「OpenZFS 2.3.0」リリース
- 2025/1/13 3Dデータ処理ライブラリ集「Open3D 0.19」リリース
- 2025/1/13 バージョン管理システム「Git 2.48.0」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。