NEC、統合エンタープライズサーバ「NX7700iシリーズ」の新製品を発売開始

2012年11月29日(木)

NECは11月28日、統合エンタープライズサーバ「NX7700iシリーズ」において、最新のインテルItaniumプロセッサー9500製品ファミリーを搭載した、独立筐体型2モデル、ラックマウント型3モデル、ブレード型3モデルの計8モデルの新製品を販売開始した。

新製品は、従来比最大2.4倍の性能向上を実現し、信頼性を高めるインストラクション・リプレイ機能を搭載した、インテルItaniumプロセッサー9500製品ファミリー、OSには、高い信頼性を有するHP-UXを採用。さらに、システムの可用性を向上させるミドルウェア「CLUSTERPRO X HAシリーズ」、NECの豊富なSIノウハウやサポートサービス等を組み合わせることにより、ミッションクリティカルなシステムに求められる要件に柔軟に対応する。

新製品の主な特長は次の通り。

独立筐体型モデル

「NX7700i/8160H-256」
 インテルItaniumプロセッサー9500製品ファミリーを2個搭載可能なセルブレードを、最大16ブレード(32プロセッサー/256コア)、メモリ容量を最大4TBまでスケールアップ可能。従来機「NX7700i/7320H-256」の空きスロットに対し、ハードウェア・パーティション(nPartitions)機能でOS領域を分割することにより、新製品「同/8160H-256」に搭載されるセルブレードを従来機に追加することも可能。従来機の筐体をそのまま活用することで、コストを抑えた導入、拡張を実現。

「NX7700i/8080H-128」
 インテルItaniumプロセッサー9500製品ファミリーを最大16プロセッサー(128コア)、メモリ容量2TBまで搭載可能。スーパーコンピュータやメインフレーム開発で培った高信頼性・高可用性技術で、CPU間やCPUとI/Oデバイス間のデータ転送時のエラーを、高精度で検出するチェック回路を備えたNEC独自のチップセットを採用。このチップセットを搭載することで、システムトラブルのリスクを低減。

ラックマウント型モデル

「NX7700i/8040M-64」、「同/8020M-32」
 インテルItaniumプロセッサー9500製品ファミリーを「NX7700i/8040M-64」で最大8個(64コア)、「同/8020M-32」で最大4個(32コア)搭載可能。「同/8080H-128」にも搭載するNEC独自のチップセットを搭載することで、システムトラブルのリスクを低減。

「NX7700i/8010E-16」
 インテルItaniumプロセッサー9500製品ファミリーを最大2個(16コア)搭載。低消費電力を実現した新プロセッサーに加え、低電圧版メモリ、80PLUS PLATINUM取得の高効率電源を採用することで、従来機比最大21%の省電力化を実現。

ブレード型モデル

「NX7700i/8010B-16」、「同/8020B-32」、「同/8040B-64」
 インテルItaniumプロセッサー9500製品ファミリーを「同/8040B-64」で最大8個(64コア)、「同/8020B-32」で最大4個(32コア)、「同/8010B-16」で最大2個(16コア)搭載可能。従来の仮想化機能に加え、ブレード型モデルでは新規となるハードウェア・パーティション機能をサポート。これらの仮想化機能をあわせて運用することにより、柔軟なリソース配分や障害波及の回避が求められる基幹業務のサーバ統合などのケースにおいて、最適な運用環境を実現。


NEC
http://jpn.nec.com/

ニュースリリース
http://jpn.nec.com/press/201211/20121128_04.html

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