OSSコンソーシアム、COBOLコンパイラの新バージョンと新ツールを発表
2013年4月27日(土)
OSSコンソーシアムは4月25日、オープンソースソフトウェア(以下、OSS)のCOBOLコンパイラ「OpenCOBOL」を日本のビジネスシーンで利用できるようにカスタマイズしてきた「opensource COBOL」の新バージョン(V1.3J)をリリースした。2013年5月下旬には、基幹システムを構築していくうえで必要となる開発支援ツールをリリースするとともに、それらの活用事例を紹介するセミナーを5/24に開催する。
今回のバージョンアップ内容は主に以下の通り。
- ユニコード(UTF-8)機能のサポート
- 既存のCOBOL資産で使われている文や関数などのサポート
- (opensource COBOL V1.2Jからの)バグフィックス
今回新たに、基幹システムを構築していくうえで必要となる開発支援ツールを開発した。第一弾として、COBOLの開発に必要なデバッガとOSSのRDBMSであるPostgreSQLとの連携を支援するツールを2013年5月下旬にリリースする。
opensource COBOLデバッガ(デバッガツール)
- 行レベルでのSTOP、RUN、STEP実行機能
- ターゲットリモートモニタリング機能
- COBOL項目名での変数内容モニタをサポート
埋込みSQLプリコンパイラ(PostgreSQL連携ツール)
- COBOLの埋め込みSQL(EXEC SQL文)をプリコンパイルし、opensource COBOLコンパイラ用のCOBOLコードを生成
- OSSのRDBMS PostgreSQLとの連携をサポート
DDLやDMLはもちろんカーソル操作も可能(libpqの"PQExec"で実行できるSQLすべて)
OSSコンソーシアム
http://www.osscons.jp/
http://www.osscons.jp/
その他のニュース
- 2024/11/22 ReiserFSがLinuxカーネルのサポートを外れる
- 2024/11/22 オープンソースの仮想化プラットフォーム「Proxmox Virtual Environment 8.3」リリース
- 2024/11/22 「Rocky Linux 9.5」リリース
- 2024/11/21 Arch Linuxのメニューベースのインストーラ「archinstall 3.0」リリース
- 2024/11/21 「LibreOffice 24.8.3 Community」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- SRA OSSとTIS、共同でPostgreSQLの性能監視が行えるZabbixテンプレートをOSSとして公開
- Ruby&Railsで勝つための技術・人材・ビジネス戦略の祭典「Ruby&RailsBizCon2013」が9月6日に開催
- PostgreSQLを監視するZabbixテンプレート pg_monz とは
- PostgreSQLエンタープライズコンソーシアムが発足初年度活成果を発表
- EnterpriseDBのCTOに聞いた、エンタープライズ版PostgreSQLのこれから
- システムインテグレータ、「SI Object Browser」のPostgres対応版を提供開始
- PostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアム、2013年度活動成果を公開
- アーキテクチャ比較 プロセス構造の違い
- ビッグデータ処理基盤とRDBの連携の必要性およびPostgreSQL FDWの概要
- 米Microsoftが「ChakraCore」公開、OpenStackでのクラウド基盤構築は2017年ごろから本格化、ほか