OSSコンソーシアムは4月25日、オープンソースソフトウェア(以下、OSS)のCOBOLコンパイラ「OpenCOBOL」を日本のビジネスシーンで利用できるようにカスタマイズしてきた「opensource COBOL」の新バージョン(V1.3J)をリリースした。2013年5月下旬には、基幹システムを構築していくうえで必要となる開発支援ツールをリリースするとともに、それらの活用事例を紹介するセミナーを5/24に開催する。
今回のバージョンアップ内容は主に以下の通り。
- ユニコード(UTF-8)機能のサポート
- 既存のCOBOL資産で使われている文や関数などのサポート
- (opensource COBOL V1.2Jからの)バグフィックス
今回新たに、基幹システムを構築していくうえで必要となる開発支援ツールを開発した。第一弾として、COBOLの開発に必要なデバッガとOSSのRDBMSであるPostgreSQLとの連携を支援するツールを2013年5月下旬にリリースする。
- 行レベルでのSTOP、RUN、STEP実行機能
- ターゲットリモートモニタリング機能
- COBOL項目名での変数内容モニタをサポート
- COBOLの埋め込みSQL(EXEC SQL文)をプリコンパイルし、opensource COBOLコンパイラ用のCOBOLコードを生成
- OSSのRDBMS PostgreSQLとの連携をサポート
DDLやDMLはもちろんカーソル操作も可能(libpqの"PQExec"で実行できるSQLすべて)
http://www.osscons.jp/