ネットワールドは5月13日、米Anuta Networks社と販売代理店契約を締結し、既存のネットワーク機器をそのまま使って、ソフトウェアでネットワークの構成や制御を柔軟に行うSoftware-Defined Networking(SDN)を実現するクラウド(IaaS)事業者向け管理ソフトウェア「Anuta nCloudX」の販売を開始した。
Anuta nCloudXは、ネットワーク機器の設定に従来通りのコマンド(CLI/API)を用い、レイヤ2やレイヤ3のルータやスイッチだけでなく、レイヤ4からレイヤ7までの負荷分散機器やファイアウォールなどを含む幅広いマルチベンダーの機器に対して、指定されたネットワークサービス向けのプロビジョニングが行える。
4つのエンジンとSDNコントローラで構成され、デバイスのディスカバリを自動的に行い、トポロジーのマッピング、ネットワークサービスのデザインを経てネットワークサービスカタログを容易に作成することができる。テナントユーザーがネットワークサービスを選び利用を開始した後は、ネットワークサービスのキャパシティ管理など、安全な運用管理を支援する機能を備えている。
対応製品は、現在、シスコシステムズ、F5ネットワークス、シトリックス・システムズ(NetScaler)、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズなど。今後、ジュニパーネットワークス、パロアルトネットワークスの製品への対応も予定している。また、VMware分散仮想スイッチ、仮想アプライアンス(Cisco VSG、Cisco ASA 1000V、Cisco CSR1000V、Cisco Nexus 1000V、Citrix NetScaler VPX、F5 BIG-IP、Riverbed Stingray ADC)もサポートしている。
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