TOKAIコミュニケーションズ、複数DC事業者の仮想プラットフォームサービスを統合したパブリッククラウドサービス提供開始
TOKAIコミュニケーションズは11月12日、昨年2月より取り組んでいる複数のデータセンター事業者(同社含む18社)のアライアンス(名称:データセンタークロスアライアンス、略称:DCXA(デクサ))に基づき、両備システムズと仮想プラットフォームサービスを統合し、地域クラウドサービスであるパブリッククラウドサービス「JMTクラウドサービス」として12月より提供開始することを発表した。
「JMTクラウドサービス」は、企業ユーザやシステム構築を行うSI事業者、SaaS事業者、ソフトウェア開発会社等に対して、TOKAIコミュニケーションズと両備システムズが提供するそれぞれの仮想プラットフォームサービスを、オープンソースのクラウド基盤ソフトウェア「CloudStack」を利用したポータル画面で統合化することにより、あたかも一つの仮想プラットフォームサービスとして提供できるようになる。このため、ユーザはポータル画面から各々のクラウドサービスを利用できるほか、両社のクラウドサービスを組み合わせて、システムのDRサイトやバックアップサイトをポータル画面を通じて容易に構築することができるようになる。
また、基幹系システムなど個別環境が必要なシステムを併用するユーザに対しては、10月31日より提供を開始したプライベートクラウドサービス「BroadCenter Pracla ホステッド・プライベートクラウド」と組み合わせることで、ハイブリッドクラウドとして、利用するシステムの特性に応じて最適なクラウド環境を構築することが可能になる。
さらには、現在DCXAに参画している各社とも準備を進めており、今後順次、各社の仮想プラットフォームサービスを取り込み、国内最大級のクラウドプラットフォームサービスポータルを実現していくという。
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