ITコアは6月10日、分散ミラーリング・単一ストレージプール「SheepDogクラウドサービス」を7月1日より提供開始すると発表した。
「SheepDogクラウドサービス」は、OSSクラスタストレージを活用したクラウドサービス。IAサーバをクラスタリングしてストレージプールを作成でき、ブラウザから簡単にサーバ管理が可能。オンプレミス環境への構築することもできる。小型サーバ3台(CPU12コア、メモリ48GB、SSD9TB)の環境構築の推奨モデルで、クラウドサービスで初期費用100万円、月額30万円、オンプレミス構築で初期費用300万円、ライセンス月額10万円から。(金額は税別)
SheepDogクラウドサービスの特長は以下の通り。
- ファイルサーバにも使える大容量・低価格
- 単一プールのためDISKの無駄スペースなし
- SSDによる省電力、高性能、高信頼性
- ライブマイグレーション、HA機能
- ノード追加で簡単に容量拡張
- シンプルで使いやすいWeb管理画面
- 安心サポート
Sheepdogは、Linuxの標準仮想化機能KVMを使って、複数の汎用PCサーバで構成される仮想化インフラストラクチャーを実現するためのオープンソース・クラスタストレージ・ソフトウェア。 PCサーバを集約した巨大なストレージプールを構築し、必要な容量のストレージリソースを切り出して、仮想マシン上で動作するWindowsやLinuxなどのOSから、ディスクとして利用することができる。 Sheepdogは自律的に動作し、障害時の復旧、構成変更時の最適化を自動的に行うため、低い管理コストで運用することができる。 また、PCサーバを追加することで、段階的に性能・容量を拡張することが可能。
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