ヤフーと米トレジャーデータ、ビッグデータ領域で業務提携
ヤフーと、クラウド型データマネージメントサービス(DMS)を提供する米国トレジャーデータ社は7月25日、法人向けビッグデータビジネス領域で業務提携することを発表した。これは、昨年よりYahoo! JAPANが展開している、ビッグデータ活用を核としたマーケティングソリューション事業の取り組みのひとつとして、データマネージメントにおける高い実績と優位点を持つトレジャーデータの技術の採用に至ったもの。
近年、企業のマーケティング活動の中でビッグデータに注目が高まる一方、ビッグデータの収集・保管・分析に必要な環境整備やコスト、専門技術者の不足が課題となっている。企業が自社データを活用できる基盤を構築するため、Yahoo! JAPANとトレジャーデータは、企業のビッグデータを収集・保管し、短時間で容易に分析できる、クラウド型のビッグデータ分析基盤ソリューション「Yahoo!ビッグデータインサイト」を提供する。
本ソリューションは、トレジャーデータのクラウド型DMS「トレジャーデータサービス」を用いており、これまで企業ごとに独自に構築・運営してきたHadoopなどの分散処理プラットフォームなどに比べ、低価格、高速かつ容易にデータを分析することができる。インフラの運用管理を事業者側が行うマネージドサービスであるため、データ分析の専門家だけではなく、マーケティング担当者も活用することができる。また、幅広い規模の企業に導入いただきやすい月額定額制である点も特徴。
「Yahoo!ビッグデータインサイト」は、Yahoo! JAPANのグループ企業でITインフラの提供を担うIDCフロンティアのクラウドコンピューティングとクラウドストレージを活用している。これにより、Yahoo! JAPANとトレジャーデータは、国内の企業に対して日本のデータセンターからサービス提供が可能となる。
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