エンタープライズDB、Postgresのためのバックアップおよびリカバリツールを提供開始
エンタープライズDB(以下、EDB)は10月10日、EDBバックアップ及びリカバリ・ツール(BART)のリリースを発表し、提供を開始した。
EDB BARTは、オペレーターエラー、データベースの破損やその他の大規模なシステムダウンの際の設定、管理、バックアップ、リカバリのプロセス自動化のための単一ツールをPostgresユーザに提供する。Postgresユーザがデータベースのスケジュール化された、バックアップのためにマスターしなければならなかった一連の複雑なステップとコーディング要件を置き換え、再構築できる。
この新しいツールは、Postgresを稼働しているグローバル企業が一連の非ミッションおよび、ミッションクリティカルなワークロードをサポートする。統合されたエンタープライズ・グレードのPostgresツールのEDBスィートの重要なコンポーネントの一つ。BARTに加え、EDBはモニタリングやアラート管理、シングルとマルチマスター・レプリケーション、自動フェイルオーバー、SQLインジェクション攻撃に対する防御、データベースの移行、自動アップデートためのツールを開発しリリースした。
EDB BARTはオープンソースのPostgreSQLとEDBのPostgres Plus Advanced Serverの両方をサポートしており、企業が通常持つ現存のバックアップとリカバリのプロセスを統合することができる。
EDB BARTの特記すべき機能は以下の通り。
・バックアップとリカバリマネージャーカタログ
ユーザがバック・アップとリカバリに関わった、ローカルとリモートのPostgresサーバーのカタログ管理が可能
・コマンドラインインターフェース
ユーザーがバックアップ、リカバリ、管理オペレーションを実行するパワフルなオプションを与え、現状のバックアップとの統合が可能(例:cronジョブ)
・ホットな物理的バックアップ
データベースのバックアップをシャットダウンなしで可能にすることにより、中断なく継続したユーザーのアクセスが可能
・ポイントインタイムリカバリ
ユーザーが最後のデータベースバックアップの時点からロールフォワードすることが可能
・自動圧縮とMD5チェックサム検証
バックアップファイルを検証するため、縮小したバックアップファイルのストレージとMD5チェックサムの記録を提供
・異なるパス上の複数の表領域のサポート
バックアップとリカバリがファイル管理ポリシーを順守し、現行のポリシーと互換性を確保
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