エンタープライズDB、PostgresとMySQLのデータベースをリンクするオープンソースツールを発表
エンタープライズDB(以下、EDB)は11月13日、新たなPostgres拡張機能のリリースを発表した。これによりユーザーは、MySQLとPostgresのデータベースをシームレスに接続させることができるようになる。この拡張機能によりPostgresでデータの連携が可能になり、エンドユーザーはシステムを組み合わせることで顧客データや他のデータをまとめて表示できるため、データを広範囲にわたり有意義に活用できるようになる。
現在一般的には、企業は様々なデータベース管理システムを複数組み合わせている。進化する技術、買収や合併、地域的拡大やその他の要素により大量のデータが作成され、異なるシステムで保存されたこれらのデータの統合に企業は苦戦している。Foreign Data Wrappers(FDW)とよばれる拡張機能を使用することで、EDBのデータベースPostgres Plus Advanced Serverで複数の異なるシステムのデータを連携させることができる。
オープンソースPostgresのコミュニティーは、2011年にSQL規格SQL/MED (SQL Management of External Data、SQL外部データ管理) をサポートするPostgreSQL 9.1をリリースし、Postgresを外部データベースと統合するための基盤を築いた。そこからFDWの開発が始まった。PostgreSQL 9.1の読み取り機能に加え、PostgreSQL 9.3ではFDWによる外部ソースへのデータ書き込み機能が追加された。
EDBは最近、MongoDB用FDWを開発しオープンソースコミュニティーにリリースした他、Hadoop向けのFDWの開発を発表している。
また、MySQL用のFDWもオープンソースコミュニティーにリリースされた。こちらはエンタープライズDBのGitHubリポジトリから入手可能。
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