クラスキャット、OpenStack JunoとOpenNebula 4.8のSoftLayerマネージドサービスを提供開始

2014年11月13日(木)

クラスキャットは11月11日、SoftLayerベアメタル(物理占有型サーバ)をターゲットとする、プライベートクラウドソリューション「ClassCat Cloud}シリーズの新製品2種「ClassCat Cloud DC Edition v3.0」及び「ClassCat Cloud Enterprise Edition v4.8」の提供を開始するとともに、新たに「Web会議」仮想アプライアンスを投入することを発表した。また、本ソリューションはマネージドサービス「ClassCat OpenStack-as-a-Service」・「ClassCat OpenNebula-as-a-Service」としての利用も可能となっている。

新製品2種は、企業の情報システム部門や中堅/中小企業(SMB)が容易にプライベートクラウドを導入、活用することを可能とする、オールインワンなプライベートクラウドソリューション「ClassCat Cloud」シリーズの最新製品。 プライベートクラウドの導入コストのハードルを大幅に下げて運用管理を容易にするために、SoftLayerクラウドの提供するベアメタル(物理占有型サーバ)上の利用に最適化して提供する。ベアメタル1台からでも構成可能。

IaaSクラウド基盤には実績あるOpenStackとOpenNebulaを採用。いずれもフリーでオープンソースなクラウドソフトウェアスタック。「ClassCat Cloud DC Edition v3.0」は OpenStack最新リリースJunoを採用し、「ClassCat Cloud Enterprise Edition v4.8」は OpenNebula最新ステーブル版4.8を採用している。

新製品2種はOpenStack及びOpenNebula IaaSプラットフォームをサービスとして利用できるマネージドサービス「ClassCat OpenStack-as-a-Service」・「ClassCat OpenNebula-as-a-Service」としても提供される。この場合には、OpenStackやOpenNebulaの配備/構成・運用管理・サポートを自前のハードウェアを用意することなくサービスとして受け取ることができる。

本マネージドサービスの利用により、中堅・中小企業(SMB)の情報システム部門では専門的な知識がなくてもOpenStack/OpenNebulaプライベートクラウドの大きなメリットを享受できる。スモールスタート(ベアメタル1台構成)も可能とし、業務システムの拡張など必要に応じてコンピュートノード用にベアメタルを追加してOpenStack/OpenNebula IaaS基盤を拡張していくこともできるので、導入コスト・運用コストも必要最小限に抑えられる。

本マネージドサービスはIBM SoftLayerのベアメタルサーバを利用しているので全世界のデータセンターで稼動可能。 また、ベアメタルを占有して利用しているので、他のサービスによるパフォーマンスの低下などの懸念もなく運用することが可能となる。

新製品2種には、動作検証済みの各種アプリケーションが「ClassCat Cloud Ready プログラム」により仮想アプライアンスとして提供される。

クラスキャットが提供する仮想アプライアンスとしては、BYODソリューション「CLOUDIVA」とインターネットサーバ管理ツール「ClassCat Cute Server Manager」が用意されていたが、新たに「Web会議」仮想アプライアンスの提供も開始する。

「Web会議」仮想アプライアンスは、オーディオデバイスとWebカメラを持つクライアントマシン同士の遠隔コミュニケーションを可能にする。遠隔会議の利用に加えて企業が開催するWebセミナー、教育市場やヘルスケア市場など多目的に利用可能だ。

Web会議の基本機能は以下の通り。

  • VoIP(Voice over Internet Protocol) による音声の共有
  • Webカメラによる動画の共有
  • ホワイトボードの共有
  • プレゼンテーション資料の共有
  • デスクトップの共有

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