クラスメソッド、予測分析ソフトウェアの米Alteryx社と提携して、日本国内での販売を開始
クラスメソッドと米国Alteryx社は12月1日、パートナーシップを締結し、日本国内での販売を開始した。
モバイルやクラウドの普及により、企業は蓄積された様々なデータをマーケティング活動に利用し、常にビジネスの状況を把握した迅速な意思決定を求められている。しかし、いわゆるビッグデータの分析のためには大きな投資や専門的な知識が必要とされ、企業の負担となっていた。
「Alteryx」は、こういった背景により、マーケティング部門をはじめとした各種業務部門のスタッフが、プログラミングなしの簡単なマウス操作でデータをブレンドし、ワークフローをデザインし、統計的な手法による予測分析を可能とするソフトウェアの提供をしている。
具体的な予測分析の手法は、世界で広く使われているオープンソースの統計解析ツールRを用いている。例えば、顧客のグループ化、一緒に売れる商品の発見、おすすめ商品の提案、売上予測、退会防止、最適価格の決定などを行うことができる。これらの手法によって得られたデータを用いて、顧客の好みや傾向に合わせたキャンペーンを実施することや、将来の予測に基づいた対策を打つことができ、投資対効果(ROI)を改善することができる。
「Alteryx」は、単体でグラフなどのビジュアルを出力することもできるが、データビジュアライゼーションツールである「Tableau」との連携もサポートしている。データブレンディングや予測分析の結果として、Tableau形式ワークブック出力やTableauサーバーへのデプロイもサポートしており、ビジュアル分析による気付きや迅速な意思決定を促す。
また、Amazon S3やAmazon Redshiftなどのクラウド上のデータソースやソーシャルメディアデータと接続するコネクター、マーケティングオートメーションソフトウェアの「Marketo」や「Salesforce」などのサービスと接続するコネクターも用意されているため、特別なシステム開発が必要なく、手元でデータに基づいた仮説検証による分析作業を繰り返すことができる。
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