SUSE、「SUSE Linux Enterprise Live Patching」を提供開始
SUSEは、システムパッチ適用に伴う再起動が不要で、ダウンタイムを削減し、サービスの可用性を向上させる、エンタープライズLinuxユーザ向け「SUSE Linux Enterprise Live Patching」の提供開始を発表した。SUSE Linux Enterprise Live Patchingは、実行中のカーネルを中断することなくアップデートできるパッケージ kGraftプロジェクトをベースとしている。
他のLinuxカーネル向けライブパッチ適用技術とは異なり、SUSE Linux Enterprise Live Patchingでは、パッチ適用中にシステム全体の停止を要求することはない。さらに、完全なオープンソースのソリューションであるため、パッチソースのコードの検証作業も容易。
SUSEでは、Linuxの一般的な環境とSUSE Linux Enterprise固有の環境のカーネルのライブパッチ適用に関し、将来的にも継続して利用可能になるよう、アップストリーム・コミュニティとの連携を行っている。
SUSE Linux Enterprise Live Patchingは、SUSE Linux Enterprise Server 12上で提供され、サブスクリプション方式によりx86_64サーバ環境で利用可能。SUSE Linux Enterprise Live Patchingの利用には、SUSE Linux Enterprise Server 12 Priority Supportのサブスクリプションと、SUSEのPrimary Support Engineer(PSE)またはDesignated Support Engineer(DSE)のサービスを保有(または購入)する必要がある。
その他のニュース
- 2025/1/14 「MX Linux 23.5」リリース
- 2025/1/14 「OpenZFS 2.3.0」リリース
- 2025/1/13 3Dデータ処理ライブラリ集「Open3D 0.19」リリース
- 2025/1/13 バージョン管理システム「Git 2.48.0」リリース
- 2025/1/13 Webブラウザ「Firefox 134」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- Cloud Foundry Foundation創立に40社以上が参加、Docker Hub Enterprise発表、Cumulus Linux、ほか
- SUSE、最新のSUSE Linuxの状況等を解説。マイクロソフトからの支援も
- 米Red Hat「Ansible 2.1」提供開始、プライム・ストラテジー「KUSANAGI RoD」β版無償提供、ほか
- SUSE、サーバ管理ソリューションの最新版、「SUSE Manager2.1」を発表
- SUSE、SAP HANAにおいてHA機能を実現
- SUSE、HPEのOpenStackとCloud Foundry事業買収の意図を語る
- Microsoft Cognitive Toolkitベータ版が公開、Ubuntu 16.04にライブカーネルパッチ登場、ほか
- SUSE、「SUSE Linux Enterprise 15」「SUSE Manager 3.2」「SUSE Linux Enterprise High Performance Computing 15」の提供を開始
- エンタープライズLinuxを目指すSUSE、Red Hatとの違いを強調
- SUSE日本法人の新社長、日本のITは「知識の底上げが必要」と語る