RUCAROは12月18日、OSSとしては日本で初となる青色申告が可能な個人事業主向けプライベートクラウド会計ソフト「RUCARO 1.40.00」正式版をリリースした。
RUCAROは、近年情報漏えい事故が多発する中で「日本一安全なプライベートクラウド会計ソフトを作る」コンセプトの下で開発が進められているサーバインストール型会計ソフトのオープンソースプロジェクト。
同社調べのアンケートでは、第三者であるクラウド会計ソフトベンダに重要機密である帳簿や金融機関のID、パスワードを預けることに抵抗があると回答したユーザーが88%(全回答数86人)おり、既存のSaaS型クラウド会計ソフトベンダは安全性に関してエンドユーザのニーズを満たすことができていない現状があるという。
RUCAROは、サーバインストール型のクラウド会計ソフトのため、第三者である会計ソフトベンダとは物理的に切り離されたプライベート環境で重要機密を自分たちだけで秘密裏に管理ができるようになっている。
不正アクセスといった外部不正に対してはIP制限、二段階認証、アカウントロック等金融機関並みのセキュリティ対策が施せるようになっており、内部不正に対しても全アクセスログの保存や多種多様なアクセス制限等の内部統制機能が充実しており、安全性を徹底することができる。
現在、RUCAROはユーザ登録数に制限を設けず無料で利用でき、再配布、コピー、カスタマイズが自由にできるGPLライセンスを採用している。
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