VA Linux、分散ストレージ技術「Ceph」に関する技術支援サービスを提供開始

2015年2月6日(金)

VA Linux Systems Japan(以下、VA Linux) は2月2日、OSSの分散ストレージ技術「Ceph」の導入を技術支援するサービスを提供開始した。

「Ceph」は、OpenStackのストレージ環境としても注目を集めているOSSの分散ストレージ技術で、ファイルストレージとしての用途だけでなく、オブジェクトストレージやブロックストレージとしても利用でき、堅牢で拡張性にとても優れているという特徴がある。また、CephやOpenStackは、Linuxの主要機能と深く連動しているため、基盤系OSS技術に関する幅広い知識が必要となる。

VA Linuxでは、Cephの検証およびOpenStack環境向けストレージとして利用する場合の検証や性能測定を進めてきた。そして、CephをOpenStack SwiftやCinderストレージとしての活用を検討しているユーザーなどに、既に多くの実績があるOpenStackの技術支援サービスと組み合わせたソリューションを提供できる段階に達したと考え、「Linux/OSS プロフェッショナルサービス」の対象OSSにCephを加えることにした。

「Linux/OSS プロフェッショナルサービス」にCephを加えることにより、OpenStackでの IaaS基盤の構築やLinuxを用いたシステム構築を行っているシステムインテグレーター、サービスプロバイダー、データセンター事業者やエンドユーザー企業に向けて、より幅広い分野での技術支援や OSSを活用する際の課題解決方法を提供する。

技術支援サービスの内容は以下の通り。

  • コンサルティング
      課題整理などの導入検討支援
      技術調査および分析レポートの提供
      ソースコード解析調査
  • サポート:VA Quest
      インストール時のサポート
      導入後のソフトウェアサポート
      Cephを利用したシステム / OpenStack環境の実機検証・性能評価支援
      障害解析
      障害回避の提案
      修正パッチの提供
      技術説明会の実施

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