シンキングリード、CRM導入で悩む企業向けに「CRM導入診断サービス」を提供開始

2015年4月29日(水)

シンキングリードは4月22日、CRM導入で悩む企業に向けて、「CRM導入診断サービス」の提供を開始した。CRM導入診断サービスでは、シンキングリードの豊富な経験、ノウハウを活用し、CRM導入を検討している企業の課題や必要となる機能、導入のロードマップなどを整理することで、CRM導入失敗のリスクを抑え、成功に向けて進められるようにする。

CRM導入の失敗が多いということはよく知られているが、どうすれば失敗を防げるかということについては最初のCRM ブーム(1990 年代)から四半世紀経った現在でも明確な理論や方法論はない。ただし、CRM導入で失敗してしまう場合、その進め方には共通のパターンがある。それはCRMの企画/検討フェーズの建付けが悪く、「何のために?」が現場ユーザーに伝わらないまま業務とシステムのアンマッチを引き起こしてしまっているということだ。

CRM導入診断サービスでは、シンキングリードの豊富な経験、ノウハウにより、CRMを活用する上での現場課題を整理した上で、実際のCRMの画面(F-RevoCRM)を使いどのような機能が必要となるかFit&Gapを行う。本サービスを利用する企業は取り組むべき課題が明確となった上で、活用するCRMのシステムについても業務内容や課題に合わせて設定されたF-RevoCRMを確認でき、より明確にCRM導入のロードマップや期待する成果を描くことが可能となる。企画/検討フェーズでこのステップを踏むことで、CRM導入後の業務とシステムのアンマッチが起こるリスクを最小限に抑えることが可能になる。

F-RevoCRMは、高機能なオープンソースCRMアプリケーションとして世界中で活用されているvtigerCRMをベースに、日本の企業文化に合わせシンキングリードが独自にカスタマイズを行ったフリー&オープンな高機能CRMアプリケーション。F-RevoCRM自体はライセンス無償のため、Fit&Gap後にそのまま活用できるのか、どのようなカスタマイズや他システムとの連携が必要なのかといった方針が明確になると同時に、最終的には別のCRMパッケージを導入するといった選択肢も持つことができる。シンキングリードはあくまで第3者としてパッケージ選定のアドバイザリーを提供する。失敗の確率の高いCRMにおける、オープンソース業務システムの新たな活用の形と言える。


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