サーバに関する知識を広めよう
サーバに関する知識を広めよう
サーバ運用に関する人気過去記事を紹介する当コーナー。第3回となる今回は「サーバ関連の知識を磨く!」と題し、サーバ構築やサーバ仮想化技術といった、サーバに関連するノウハウやテクニック、情報をまとめた連載記事を紹介する。
サーバの構築・運用に関する知識を深める一助となれば幸いである。
| サーバに関する5つの視点 |
| サーバ構築入門編 |
| Mac OS X Serverでのサーバ構築を考える |
| サーバ構築のノウハウを知る |
| 様々なシステムの構築を考える |
| サーバ仮想化の基礎知識 |
Mac OS X Serverでのサーバ構築を考える
原稿執筆時点で、まさに新バージョン「Mac OS X Server 10.5 Leopard」の発売がアナウンスされたばかりで、ますます注目を集めるMac OS X Server。安さとGUIにばかり目が行きがちだが、セキュアなサーバ環境構築を目指す上でも現実的な選択肢といえる。
ここでは、Mac OS X Serverでのサーバ構築に焦点を当てた連載記事を紹介する。第3回の「Leopard ServerでSOHOのワークスタイルが変わる」では、Leopard Serverの新機能、強化点などにも触れている。
第1回:安さとGUIだけがチャームポイントじゃない
著者:須貝 弦
Mac OS X Serverとは何なのか
Mac OS X Serverとは、Appleが提供するUNIXベースのサーバOSで、同社がリリースするデスクトップ型マシン「Power Mac」や「Mac Pro」、そしてサーバ型マシンの「Xserve」などで動作します。
このMac OS X Serverは、同社にSteave Jobs氏が復帰しなければ誕生しなかったサーバOSだといえるでしょう。それはMac OS X Serverが、一度Appleを去ったJobs氏の立ち上げたNeXTコンピュータ社のサーバOS「OPENSTEP」を基礎にした、BSDベースの サーバOSだからです。
Mac OS X Serverは「安くて簡単」
Mac OS X Serverのメリットや特徴はいろいろあげられますが、最大のチャームポイントはわかりやすいGUIだといえるでしょう。iMacやMacBookで使 われているMac OS Xと共通のGUIを操作するだけで、後に紹介する機能をすべて利用することができます。専任のサーバ管理者を置くことができないSOHOにおいては「簡単 に使える」ことが重要です。
そしてSOHOから大企業まで、ほとんどのMac OS X Severユーザが着目しているのが、その「安さ」です。10クライアント版の価格が52,000円(税込み)、Unlimitedクライアント版に至っては98,000円(税込み)となっています。
第3回:Leopard ServerでSOHOのワークスタイルが変わる
著者:須貝 弦
これから登場するLeopard Serverで更なる進化!
米Appleは、6月に開発者向けのイベント「WWDC(Worldwide Developers Conference)」を開催し、その場で新しいMac OSである「Mac OS X Leopard」および「Mac OS X Server v10.5 Leopard(以下、Leopard Server)」の詳細を発表しました。
そこで、本連載で紹介している「Mac OS X Server」の最新版となる「Leopard Server」にスポットをあて、Mac OS X Serverのターゲットの1つであるSOHOにとって、どのようなメリットがあるのか、どんな使い方ができるのかを紹介します。
64ビット化されてパワーアップ
Leopard Serverは、2007年10月のリリースが予定されているAppleのサーバOSです。現在のTiger Server(Mac OS X Server v10.4 Tiger)の延長線上で開発が進められており、「UNIXベースの堅牢性を備えながら、優れたルック&フィールを持ち、ITの専門家でなくても あつかえるえるサーバOS」という基本的なチャームポイントには変わりありません。
サーバ構築のノウハウを知る
「サーバ構築入門編」では、サーバOSのインストールからその後のサーバ構築までの手順を具体的に解説した記事を紹介した。「サーバ構築のノウハウを知る」ではちょっと視点を変え、ベンチャー企業流のサーバ構築のノウハウをまとめた連載記事を紹介する。
サーバ設置を物理面から解説し、ネットワーク構成、運用管理までわかりやすく解説したノウハウ記事だ。
第1回:サーバ導入の物理面を考える
著者:ウノウ 佐藤 大樹
企業としてどのようなWebサービスを提供するのか
一口に「Webサービス」といっても、銀行のオンライン決済やオンラインコマースサイト、CGMを駆使したサイトなど、その種類は様々です。これか らWebサービスをはじめようという場合、そこで運営するサービスそのものだけでなく、Webサーバの構成や管理といった面も考えなくてはなりません。
本連載では、ウノウが提供しているユーザ数10万人程度のCGMサービス「フォト蔵」を例に、3回にわけて「ウノウ流」サーバ構築方法と運用方法について紹介していきます。第1回の今回はサーバマシンの選択から設置方法までの物理面について解説します。
