IBM、LinuxONEを強化しハイブリッドクラウド環境の構築を促進
2016年2月2日(火)
IBMは1月26日(現地時間)、Linux専用システム「LinuxONE」向けの新しいハイブリッドクラウド機能と協業を発表した。今回の機能強化により、効率的にクラウド向けアプリケーションを開発・導入・運用できるようになるという。
今回、CloudantおよびStrongLoopテクノロジーをLinuxONE向けに最適化しており、Node.jsに拡張性の高い環境を提供する。開発者はNode.jsによってサーバサイドで好みの言語を使ってアプリケーションを記述できる。また、NoSQLデータベースによって管理される企業向けのCloudantは、JSONフォーマットでデータを保存する。ネイティブでデータをシステムに保存することによって、ユーザが異なる言語に変換する必要がないため、時間を短縮できる。
また、LinuxONEのユーザはCanonical社のUbuntu Linuxディストリビューションおよびクラウド向けのツール・セットを提供する。これによって、LinuxONEシステムには従来のSUSEやRed Hatディストリビューションに加え、Ubuntuが利用できるようになる。また、クラウド運用管理向けの取り組みも強化される。
(川原 龍人/びぎねっと)
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