IBM、ハイブリッドクラウドでのデータアクセスと可用性をシンプルにするストレージソリューションを発表
2021年5月5日(水)
IBMは4月28日、ハイブリッドクラウド環境でのデータアクセスと可用性をシンプルにするストレージソリューションを発表した。2021年後半に、新しいコンテナネイティブなソフトウェアデファインドストレージ(SDS)ソリューション「IBM Spectrum Fusion」を発売する計画だという。このソリューションは、IBMのGeneral Parallel File System技術とデータ保護ソフトウェアを融合させて設計されている。さらに、拡張性が高く導入が容易なストレージであるIBM Elastic Storage System (ESS)ファミリーのアップデートも計画しているという。
「IBM Spectrum Fusion」の最初の製品化は、コンテナネイティブなハイパーコンバージド・インフラストラクチャー(HCI)システムになる予定。コンピュート、ストレージ、ネットワーキングを単一のソリューションに統合する。また、Red Hat OpenShiftを搭載することで、仮想マシンとコンテナのいずれの環境にも対応できるように設計し、クラウド、エッジ、およびコンテナ化されたデータセンター向けにソフトウェア・デファインド・ストレージを提供できるようになるという。
「Spectrum Fusion」は、完全にコンテナ化されたバージョンのGeneral Parallel File Systemとデータ保護ソフトウェアを統合することで、組織全体からデータを発見することができるよう設計されている。さらに、このソフトウェアを活用することで、既存のデータセットをより簡単に仮想化し、最適なストレージ層の利用を加速するとしている。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
アナウンス
その他のニュース
- 2025/1/15 ファイル同期ユーティリティ「rsync 3.4.0」リリース、脆弱性の修正
- 2025/1/14 「MX Linux 23.5」リリース
- 2025/1/14 「OpenZFS 2.3.0」リリース
- 2025/1/13 3Dデータ処理ライブラリ集「Open3D 0.19」リリース
- 2025/1/13 バージョン管理システム「Git 2.48.0」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- 日本IBM、ハイブリッドクラウドでサービスの継続性を強化するソフトウェアを提供開始
- 日本IBM、SaaS形式のストレージ基盤最適化ソリューションを発表
- IBM、ソフトウェアでストレージの経済性を変革する新製品ファミリーを発表
- 日本IBM、BigSQL機能でビジネスへのHadoop活用をさらに加速する新製品を発表
- 日立、フラッシュ媒体を活用した高速なデータ処理を実現するストレージソリューションの製品展開を強化
- 日本IBM、企業アプリの短期導入とハイブリッドクラウド環境の構築を支援するソフトウェアを提供
- VCE、VBLOCKシステムの新ラインナップを発表
- クラウドのサービス継続性を確保するために必要なパフォーマンスとは?
- Red Hat Summit 2018開催 ハイブリッドクラウドとVMwareからの移行をしっかり織り込んだキーノート
- レッドハットが「OpenShift Commons Gathering Japan 2021」を開催、キーパーソンが語るハイブリッドクラウドを実現するための3つのポイントとは