オリジナル画像で「アナログ時計ウィジェット」を作ってみよう
7. アイコン用画像を作成
続いてアイコン画像を作成します。このアイコンはアンドロイド端末でのアプリケーション一覧などで表示されるアイコンとして使用されます。
赤枠で囲まれたアイコン画像を作成する(クリックで拡大) |
先ほど作成した時計盤の画像ファイルをさらに加工して作成していきます。時計盤用の画像ファイルを保存し終えたら、GIMP2の画面に戻ってください。
既に時計盤用の画像ファイルが読み込まれた状態ですので、そこからメニューの「画像」を選択して「画像の拡大・縮小」をクリックします。すると「画像の拡大・縮小」ウィンドウが表示されますので、画像サイズの幅・高さの値をそれぞれ「72」と入力して「拡大縮小」ボタンをクリックします。
拡大縮小機能で画像の大きさを調整する(クリックで拡大) |
画像が小さく表示されたら「時計盤用の画像として保存する」と同様の手順でアイコン用の画像ファイルを「Clockboard_icon.png」のような別の名前で保存します。
※注意 ここで別の名前で保存しないと、先ほど作成した時計盤の画像ファイルを上書きしてしまいますので気を付けましょう
画面表示アイコンに合わせたサイズで保存する(クリックで拡大) |
8. 「アナログ時計ウィジェット」の作成
アイコン画像まで作成し終えたら、いよいよ「アナログ時計ウィジェット」アプリケーションを作成していきます。作成した画像ファイルを使用して「アナログ時計ウィジェット」アプリケーションを作成していきましょう。
大まかなアプリケーション作成の流れとしては、前回の「フォトアルバム」アプリケーションと同様に以下の3つの手順だけで作成が完了となります。
- 「基本設定」に項目を入力
- 「時計画像」項目にアップロードする画像を指定する
- 「決定」ボタンを押す
では早速やってみましょう。
まずはトップページから「doroAnalogclockWidget(アナログ時計ウィジェット)」選択します。
ドロクリのページから「アナログ時計ウィジェット」を選択(クリックで拡大) |
すると下図のページに移動します。このページの設定を元に「アナログ時計ウィジェット」が作成されることになります。
「アナログ時計ウィジェット」用のデータ入力画面(クリックで拡大) |
はじめに、基本となる設定項目を入力していきます。
APKファイル名 | そのままで構いません |
アプリ名 | 好きな名前を入力(今回は「ぽち時計」と入力します) |
アイコン画像 | 先ほど作成した画像ファイル「Clockboard_icon.png」を指定 |
次に時計画像用のファイルを指定します。
時計盤 | 先ほど作成した画像ファイル「Clockboard.png」を指定 |
短針 | ダウンロードしたファイルから短針用の画像「sample_rainbow_hour.png」を指定 |
長針 | ダウンロードしたファイルから長針用の画像「sample_rainbow_minute.png」を指定 |
次にオプションの設定を行います。
公開する | 「ドロクリ」ページの「みんなのアプリ」に公開するかどうかを選択することができます |
全て選択し終えたら、最後に「決定」ボタンを押します。
これでアプリが完成しました!
「アナログ時計ウィジェット」も「フォトアルバム」と同様に「doroAnalogClockWidget- Download」ページにある「DOWNLOAD」ボタンを押すことで、自分のPCに作成したアプリケーションファイル(APKファイル)をダウンロードすることが可能です。
作成したアプリのダウンロード画面(クリックで拡大) |
ここからは、アンドロイド端末へのインストール作業になりますが、その説明については前回の記事「第1回 「ドロクリ」を使って簡単にアンドロイドアプリを作ろう」で詳しく紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。
今回作成したアプリケーションを実際にアンドロイド端末へインストールすると以下のように表示されます。
完成した「ぽち時計」をアンドロイド端末に表示したところ |
まとめ
いかがでしたか?前回とは違い画像を加工する作業を行っているため、グラフィックソフトを利用したことない人には少し難しいと感じられたかもしれません。ですがアプリケーションの作成に関しては前回の「フォトアルバム」と同様に「ドロクリ」を使って簡単な手順で作れるのがお分かりになったかと思います。
今回は時計盤のフレーム部分や時計の針の画像はこちらで用意しましたが、その画像も自分で作成すればよりオリジナリティー溢れるアナログ時計を作ることが可能になりますので、自分や家族の写真を使ってみるなど、これを機会にぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
次回はドロクリで作成したアプリをアンドロイドマーケットへ公開させてみようと思います。お楽しみに。