PR

[実践編] MaaSとJujuによるOSS配備、Ubuntu Serverの運用・管理(前編)

2014年3月25日(火)
古賀 政純

MaaSサーバーの初期設定

Ubuntu Serverを配備するためには、管理対象サーバーの登録やUbuntu Serverをベアメタル配備のための管理用NICを設定する必要があります。MaaSサーバーの管理用NICを設定するには、図2の管理画面の右上にある、歯車の形をしたボタンをクリックします。するとMaaSサーバーの管理を行うための画面に移ります。次に「Cluster controllers」の右側に位置するボタン(図3の赤枠の中)をクリックします。

図3:赤枠で囲った部分をクリックし、クラスターの編集を行う(クリックで拡大)

図4の「Interfaces」にリストアップされているethXのうち一つを管理用NICに指定します。ここではeth0を指定します。管理用NIC(ここではeth0)は、管理対象サーバーのPXEブート用LANと同一LANセグメントに所属する必要があります。eth0を管理用NICとして設定するには、eth0の右側にあるボタン(図4の赤枠の中)をクリックします。

図4:MaaSサーバーのeth0を管理用NICとして設定する。未設定の状態では、Statusが「Unmanaged」になっている(クリックで拡大)

MaaSサーバーでDNSおよびDHCPサーバーを兼用するため、図5のように、「Management」欄の「Manage DHCP and DNS」を選択します。MaaSサーバーの管理用NICのIPアドレスやサブネットマスク、ブロードキャストIPアドレス、ルーターのIPアドレス、DHCPで付与するIPアドレスの値の範囲を入力します。入力が完了したら「Save Interface」をクリックし、クラスターの編集画面に戻ります。eth0が管理用NICとして設定されると、クラスターの編集画面の「Interfaces」にリストアップされているeth0の「Status」欄が「Manage DHCP and DNS」と表示されます(図6)。

図5:MaaSサーバーの管理用NICの各種パラメーターを設定する(クリックで拡大)
図6:MaaSサーバーの管理用NICで、DHCPとDNSサービスを提供する(クリックで拡大)

MaaSサーバーの管理用NICの設定が終了したら、管理者用のSSH公開鍵を登録します。MaaSサーバーに、コマンドライン経由でログインし、ssh-keygenコマンドを使って公開鍵を生成します。

# ssh-keygen -t rsa -b 2048

生成されたSSH公開鍵を、コマンドライン上で標準出力に表示します。公開鍵は文字列で表されています。

# cat ~/.ssh/id_rsa.pub
ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAADAQABAAABAQCafTUvLM2Uq6fXIwvm...
...

標準出力に表示されている公開鍵の文字列をMaaSサーバーに登録します。MaaSサーバーへのSSH公開鍵の登録は、MaaSの管理画面の右上にある管理者アカウントをクリックし「Preferences」をクリックすると、SSH公開鍵を登録するための画面が表示されます。

図7:MaaSサーバーのSSH公開鍵登録画面(クリックで拡大)

図7の「Add SSH Key」をクリックすると、SSH公開鍵を登録する枠(Public key)が表示されますので、先述の標準出力に表示されているSSH公開鍵(~/.ssh/id_rsa.pubファイルの中身)をマウス操作によりコピーして枠内に貼り付け、「Add Key」をクリックすれば、SSH公開鍵がMaaSサーバーに登録されます。

図8:MaaSサーバーの管理者アカウントのid_rsa.pubファイルの中身を枠内に貼り付ける(クリックで拡大)
日本ヒューレット・パッカード株式会社 プリセールス統括本部 ソリューションセンター OSS・Linux担当 シニアITスペシャリスト

兵庫県伊丹市出身。1996年頃からオープンソースに携わる。2000年よりUNIXサーバーのSE及びスーパーコンピューターの並列計算プログラミング講師を担当。科学技術計算サーバーのSI経験も持つ。2005年、大手製造業向けLinuxサーバー提案で日本HP社長賞受賞。2006年、米国HPからLinux技術の伝道師に与えられる「OpenSource and Linux Ambassador Hall of Fame」を2年連続受賞。日本HPプリセールスMVPを4度受賞。現在は、Linux、FreeBSD、Hadoop等のOSSを駆使したスケールアウト型サーバー基盤のプリセールスSE、技術検証、技術文書執筆を担当。日本HPのオープンソース・Linuxテクノロジーエバンジェリストとして講演活動も行っている。Red Hat Certified Engineer、Red Hat Certified Virtualization Administrator、Novell Certified Linux Professional、EXIN Cloud Computing Foundation Certificate、HP Accredited Systems Engineer Cloud Architect、Red Hat Certified System Administrator in Red Hat OpenStack、Cloudera Certified Administrator for Apache Hadoop認定技術者。HP公式ブログ執筆者。趣味はレーシングカートとビリヤード

連載バックナンバー

Think ITメルマガ会員登録受付中

Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think ITメルマガ会員のサービス内容を見る

他にもこの記事が読まれています