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SoftLayerのゲートウェイをVyOSで操作する

2015年2月4日(水)
常田 秀明石原 康司

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SoftLayer上のデフォルトゲートウェイをVyattaにて操作することができます。今回はVyattaを最新のVyOSにアップデートして利用する方法を解説します。

はじめに

今回は、SoftLayer上におけるVyOSの始め方を解説していきます。

SoftLayerのネットワーク構成は非常にシンプルで素直な構成となっており、プライベートとパブリックのネットワークを持ちます。簡単な説明については、筆者がユーザーグループで発表している資料を参考にしてください。これらのネットワークをリモートから操作するためのVPN装置として、今回紹介する「仮想ルーター」を利用します。仮想ルーターとして、SoftLayerでは「Vyatta 6.5/6.6」が提供されますが、今回は「VyOS」にアップデートして利用する方法を紹介します。

SoftLayerで仮想ルーターを利用するには、2つの選択肢があります。

1.SoftLayerの基盤に根ざした「ゲートウェイアプライアンス」

ゲートウェイアプライアンスは、ベアメタルサーバーとして提供されます。他のクラウドサービスと違い、このゲートウェイアプライアンスを利用すると、「デフォルトゲートウェイ」として利用できるようになります。図に示すように、各サーバーが所属するVLANが、ゲートウェイアプライアンスに論理的に接続されることになります。それによってVPNだけでなく、FirewallやNATなど、さまざまな機能をユーザーにより制御できます。特徴なのは、「複数」のVLAN間の通信を制御できるようになることです。

Gateway Applianceを利用した通信経路

図1:Gateway Applianceを利用した通信経路

2.仮想サーバーにVyattaを導入する方法

VLAN上の仮想サーバーにVyattaを構築する方法です。この場合には、各サーバーはSoftLayerの提供するデフォルトゲートウェイに接続されているため、仮想ルーター経由の通信が必要な場合、サーバー側でルーティングを設定する必要があります。

Vyatta on仮想サーバーを利用した通信経路

図2:Vyatta on仮想サーバーを利用した通信経路

いずれの場合においてもVyattaをプレインストール済みのサーバーとして利用可能なため、特に導入手続きは不要です。

ヒント

SoftLayerの特徴の1つとして、外向け(インターネットに対してのアウトバウンド)通信のみ通信費用がかかりますが、標準で一定量の無料通信枠が設けられています。冗長化構成などを取る場合には、2台の無料枠パケットを融通し合うための「プール」という機能があるので、利用を検討してみるとよいかと思います。

VyOS導入の手順

SoftLayer上でVyOSを利用するためには、Vyattaプリインストールモデルを購入してVyOSを導入していく手順となります。本来であれば「ゲートウェイアプライアンス」の紹介をしたいところですが、試験で使うには「お高い」ので、ここでは仮想サーバー上にVyOSをオーダーする方法について説明していきます。

以下の内容については管理ポータルからも実施可能ですが、ここではコマンドラインベースで説明します(slコマンドが利用できることを前提に進めます)。

sl vs create ¥
        --cpu=1 ¥
        --domain=sl.com ¥
        --hostname=vyos ¥
        --memory=1024 ¥
        --os=VYATTACE_6.6_64 ¥
        --datacenter=dal01 ¥
        --san ¥
        --disk=25 ¥
        --hourly ¥
        --vlan_private=2197【Enter】

必要があればVLANを指定するとよいでしょう。仮想サーバーの場合には、おおむね10分程度でデプロイされてくるかと思います。これでVyattaを利用できます。

日本情報通信株式会社
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