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GoogleがIoTに注力する理由 - IoTはビジネスの在り方を変える

2016年8月8日(月)
ReadWrite Japan

IoTは、技術業界を大きく変えた。世界中に溢れるあらゆるモノたちにネットワーク接続性を与えることで、刺激的かつ新しいビジネスモデルを生む道筋が築かれた。

IoTはその利便性によって、企業へそのブランドの拡張や変革の機会を提供している。これまで「技術とは関係ない」と特定の業界に縛られていたブランドも、IT領域に手を延ばし得る状況である。IoTを念頭に置いたビジネスモデルは、企業がもともと考えていた以上の製品をもたらし、顧客に取って本物の価値を提供することが出来るようになる。

技術とは無縁そうなブランドの場合

アスリート向けの衣類を製造しているUnder Armourは、フィットネストラッカーと、食事と体重の記録を取るWebサイトでIT領域にその手を伸ばした。Under Armourは、衣料メーカーからフィットネス関連すべてを扱う企業へとシフトしたのだ。

もちろん、Amazonといった大手のブランドもIoTに乗り出している。彼らは、家のどこからでもボタンひとつで発注をかけられるようにした。チーズマカロニが無くなれば、ボタン一押しで数日後には手元に届いている。

IoTによる変化の素晴らしいところは、企業にとってもコンシューマにとっても嬉しい状態を生み出せる点である。このボタンの目新しさと利便性のおかげで、Amazonは売り上げを伸ばすことができ、コンシューマもボタンひとつでことが済む。

大手技術企業であるGoogleの場合

また、スタートアップ企業にとって、IoTは無限の可能性がある分野だろう。IoTで参入できる分野は多くある。革新的なスタートアップ企業ならば、ネットワーク接続性によって人々の日々をより良いものにする方法をすぐに見つけることが出来るだろう。

そして、自社のブランドをIoTと結びつけたいと考えている企業は、スタートアップ企業にこれまでに無く注目している。IoTはデータマイニングの宝庫であり、データを収益化することを考えている企業は、IoTソリューションをビジネスに統合しようと躍起になっている。

たとえば、Googleはただの興味でAndroidを作ったわけではない。ユーザが常に持ち歩くスマートフォンを通じて、収益化できる多くの情報をユーザから直接手に入れることが可能になるためだ。加えて言うと、ユーザにWebサーフィンのプラットフォームを提供することで、アプリの販売や広告の枠組みもできる。

Googleはここ数年、IoTにずいぶんと注力して取り組んできた。Nestの買収によりユーザの家庭に入り込み、自動運転車プロジェクトを通じて、ユーザの位置情報といつもどういったルートを使っているのかといったデータをより多く得て収益とするだろう。また、運転者が運転に集中しなくなることから、車自体がコンテンツ消費のメディアにもなるのだ。Googleは自動車に活路を見出している。

IoTはビジネスの在り方を変える。衣料品メーカーを技術メーカーに変え、Googleのような大手の技術企業は自動車の会社に変わろうとしている。繰り返しになるが、IoTはこれまでにない変革をビジネスに及ぼすのだ。

ReadWrite[日本版] 編集部
[原文]

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