VJをやってみよう!
motion dive .tokyoを使ってみる
インストールが無事に終了したら、早速起動をしてみましょう。ソフト起動後に音が出ますので、周りが静かなところではヘッドホンを用意することをおすすめします。
ソフトの中央に大きく表示されている、TV画面のような部分は「パフォーマンスウィンドウ」と呼ばれる場所です。実際のクラブにおけるVJでは、ここに映し出された映像がパソコンと接続されたプロジェクターを通して、会場に設置されたスクリーンに投影されます。
それではこのパフォーマンスウィンドウに映像を表示させてみましょう。
画面下の「ライブラリ」にたくさん並んでいる、「映像クリップ」の中から適当なものをそのままパフォーマンスウィンドウの下にある「A」と書かれている黒い四角いマス「Aチャンネル」の中にドラッグ&ドロップしてみてください。
いかがですか?パフォーマンスウィンドウに映像が流れましたか?
次に2つの映像を混ぜ合わせてみましょう。先ほどと同じ手順でAチャンネルの反対側にある「Bチャンネル」に別の映像クリップをドロップし、パフォーマンスウィンドウの下にあるスライダー「クロスフェーダー」を左右にスライドさせてみます。
2つの映像が混ざっているのが確認できましたか?また、中央の大きなボタン「ABスイッチ」をクリックすると、素早く2つの映像を切り替えることができます。
ここまでできれば準備完了です。次のステップでは実際に音楽に合わせてVJプレイをしてみましょう。
文章で説明すると複雑に聞こえますが、motion diveの基本は非常に単純です。motion diveは起動するとすぐに、使い方のビデオチュートリアルが再生されます。一通り見ておくとmotion diveの基本的な使い方を手軽にマスターできると思います。
VJプレイは楽しい!
次は実際のクラブのように、音楽を再生させながらVJプレイをしてみましょう。
画面左のロゴの下にある「トータルコントロール」から「MUS」と書かれているタブをクリックして、ミュージックプレーヤーを選択します。
プルダウンから「DODGE.mp3」を選択して再生ボタンをクリックすれば、すぐにアップテンポな曲が流れはじめます。
余談ですが、この流れて来る曲はクラブ業界で音楽プロデューサーとして活躍されているES9の谷田部タケオさん(http://www.dublab.jp/)がmotion dive .tokyo専用に書き下ろされた曲です。谷田部さんによると曲名の「DODGE」はドッジボールのドッジ「素早く身をかわす」と同じ意味だそうです。彼は東京を代表する渋谷のクラブWOMB(http://www.womb.co.jp/)での「06S」というドラムンベースのイベントで何度もDJのプレイにより、多くのお客さんたちを盛り上げています。
実際にクラブで流れているこのアップテンポな曲、「DODGE」に合わせてタイミングよく映像を切り替えてみましょう。
PCの音量をなるべく大きくして、ノリノリでプレイするのがコツです。深夜や周りに人が居る場合はしかたがないのでヘッドホンをかけてプレイをしてください。ポンポンとリズムに合わせて切り替えていくうちに、だんだんと気分が高揚してきませんか?やってみると実感をすることができるのですが、実は音楽に合わせて映像を切り替えるって楽しいんです!
ある程度操作になれてきたら、映像クリップをほかのものに変えてみましょう。映像クリップの種類が変わるとVJの雰囲気も変わります。さらに、ミックスするタイミングもいろいろと変えてみましょう。ドン・ドンと2拍ずつで変えてみたり、4拍ごとに変えてみたり、自分なりの気持ちの良いタイミングを見つけてみてください。
そうやって遊んでいると、いつの間にか時間がたつのを忘れてしまいます。