VR市場に成長の兆し! VRゲーム「Raw Data」発売月に100万ドルの売上達成!

2016年9月26日(月)
Mogura VR

VR専門メディアMogura VRとタイアップし、1週間にあったVR関連の重要な話題をギュッとまとめてお伝えする「週刊VRウォッチ」。

先週の月曜日が祝日だったため、今回は先週と今週に盛り上がった記事を一挙に9点紹介します! 特に、幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ関連の話題をはじめ、話題の作品や新しいデバイスの紹介など、盛りだくさんです。

PSVR新情報まとめ! 「サマーレッスン」詳報ほか

9月13日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は9月15日より開催の東京ゲームショウ向けのプレス・カンファレンスにて、PlayStation VR(PSVR)向け、追加タイトルなど新情報を発表しました。

これまで「サマーレッスン(仮)」という仮題で発表されていた作品のタイトルとゲーム内容が明らかになりました。ゲームの内容は、女子高生の「宮本ひかり」と夏休みの1週間を過ごすというもので、毎日異なる話題でキャラクターとのコミュニケーションを楽しむことができるそうです。なお室内だけでなく、屋外のシーンもあるなど、これまでイベント等で体験できたものから大幅に内容が増えている模様です。価格は2980円(税込)となっています。さらにサマーレッスン以外のコンテンツについても、映像体験やユーティリティソフトなど様々な内容が明らかになっています。

本ニュースの詳細はこちら:
PSVR新情報まとめ!『サマーレッスン』詳報、ラルク×バイオのMV、あんステ、刀ステなど
http://www.moguravr.com/psvr-pressconf/

クーロンズゲートも登場! クラウドファインディングにもVRの波

1997年にSony Music Entertainmentから発売されたPlayStation用ソフト「クーロンズゲート」の世界をVRで再現するプロジェクトが、クラウドファンディングCampfireにて支援を募集しています。発売当時から現在に至るまで、コアなファンがいることで有名な「クーロンズゲート」。今回発表されたPSVR向けの「クーロンズゲートVR」は、ゲーム内のダンジョン「龍城路・クーロンフロント」の一部をVRで再現したもので、20周年を迎える2017年5月のリリースを目指すとしています。募集開始1日で、目標額の300万円はすでに達成されました。クラウドファンディングで集まった資金は、蓜島邦明氏よる楽曲、SE等の版権使用費や製作費の一部に、また目標額からの超過分は「クーロンフロント」のダンジョンとキャラクター等の制作にに充てるとのことです。

「クーロンズゲート」のほかにも、ずんだ餅をモチーフにした少女のキャラクター「東北ずん子」による「バーチャル添い寝プロジェクト(二次元キャラによる添い寝)」を実現させるコンテンツ制作も行われています。2016年9月11日にCCCグループのクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING by T-SITE」にて募集開始され、スタートから1日半で目標金額200万円の70%である140万円を突破しました。

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クーロンズゲートVR、Campfireで1日で目標金額300万円を達成
http://www.moguravr.com/kowloonsgate-vr-fund/
「最高の添い寝を作りたい」東北ずん子のVR添い寝プロジェクトが1日半で140万円を集める
http://www.moguravr.com/zunko-vr-soine-fund/

スマホだけで手軽に360度3D撮影できる「Cardboardカメラ」新たにiOS版も配信開始!

スマホで手軽に360度画像を撮影し、Google Cardboardで鑑賞することのできるアプリ「Cardboardカメラ」のiOS版がリリースされ、それに伴って配信中のAndroid版もアップデートされました。「Cardboardカメラ」は、360度パノラマのVR写真を撮影できるアプリで、他の撮影アプリと同様、スマホを少しずつ動かしながら複数の写真を撮りパノラマに合成する仕組みですが、本アプリの特徴は撮った写真が奥行きがあるように「立体的に見える」点です。

専用の機器がいらないことに加え、音も記録できるので、没入感の高いVR撮影が手軽に行えるようになります。アプリで生成したリンクをネット上で公開すれば、誰でもアクセスできるようになっています。手軽なCardboardビューワーさえあれば、簡単にVR写真が撮影できる「Cardboardカメラ」。iOS版の配信で、ますます多くのVR写真が撮られるでしょう。

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スマホだけで360度3D撮影できる『Cardboardカメラ』iOS版も配信開始
http://www.moguravr.com/cardboardcamera-ios/

組み合わせ次第で、馬にもバイクにもサーフボードにもなる体感型VRマシンがFuturetownから登場!

台湾のゲームメーカーFuturetownは、VRHMDと組み合わせて運用する新型プラットフォーム「Futuretown 5D Totalmotion」を発表しました。Futuretown社はこれまでにHTCVive向けのVRゲーム「Jeeboman」や「A-10 VR」などを開発してきましたが、ハードウエアの発表は今回が初めてとなります。「Futuretown 5D Totalmotion」は上下のデバイスが着脱式となっており、上部のモジュールを入れ替えることで様々な体験が可能となります。モジュールは乗馬マシンのような形をした「RIDING MODULE」、バイクの形をした「MOTORCYCLE MODULE」、そして足を固定して立った姿勢でコンテンツをプレイする「STANDING MODULE」の3種類が発表されています。対応するHMDは、OculusRift、HTCVive、3Glassesの3つです。今後は、開発者向けにSDKも公開される予定とのことです。

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【体験レポ】組み合わせて馬にもバイクにもサーフボードにもなる体感型VRマシンが登場
http://www.moguravr.com/futuretown-5d-totalmotion-repo/

NHK、パラリンピックで競技者目線の体験ができるVR映像を公開!

NHKはパラリンピックを紹介するWebサイト、EnJoyinRioを公開しました。サイト内のコンテンツとして、パラリンピック選手の視点を体感するVR映像コンテンツ「体感!アスリート」が公開されています。「体感!アスリート」は、世界一を記録した男性選手の走り幅跳びを「砂場」からの目線で眺めたり、走行する自転車を抜き去る車いす陸上のスピード感を味わったり、車いすラグビーの体当たりを実感できたりするパラリンピック6競技のVR映像を楽しめます。現在は陸上走り幅跳び篇、視覚障害者マラソン篇、車いす陸上篇、車いすラグビー篇、車いすバスケットボール篇のVR映像が公開されており、そのほかは順次アップ予定となっています。

本ニュースの詳細はこちら:
NHK、パラリンピックを体験できるVR映像を公開
http://www.moguravr.com/nhk-paralympic-vr/

視線追跡型VRデバイス「FOVE」が「FOVE 0」へ! 11月3日より予約開始 ブランドイメージを一新

視線追跡型VRデバイス「FOVE」は一般向けの発売を見すえ、名称を「FOVE 0」へと変更することになりました。「視線を通じた人と人との感情のつながり」をコンセプトに、ブランドイメージを一新しています。合わせて製品仕様、最低動作環境及びムービーが公開されています。価格は未定です。またFOVE社は、シリコンスタジオのVR向けゲームエンジン「Xenko」を公式サポートすることも明らかにしました。Xenkoは、シリコンスタジオの開発した次世代型.NET、C#ゲームエンジンであり、VRに適した開発環境とのこと。FOVE 0は、9月15日より開催されている東京ゲームショウにてプレイアブル展示されていました。

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FOVE、視線追跡型VRデバイス「FOVE 0」を11月3日より予約開始 ブランドイメージを一新
http://www.moguravr.com/vr-fove0-reservation/

家にいながら、国立科学博物館をVRツアーできる360度コンテンツ登場!

国立科学博物館は、同館のオンラインショップにて、ハコスコとスマートフォンを用いて国立科学博物館の展示を楽しめる360度動画・静止画コンテンツ「おウチで科博(ハコスコ)」の販売を開始しました。オリジナルプリントのハコスコとのセット製品となっています。手持ちのスマートフォンをハコスコに差し込むことで、国立科学博物館(科博)の中を自由に移動し、好きな順路で展示品を見ることができるという内容です。コンテンツは3種類。同封の館内ガイドを片手に、科博のバーチャルツアーを楽しめます。

販売価格は1296円(税込)で、国立科学博物館友の会・リピーターズパス・賛助会員向けには1166円で販売されます。

本ニュースの詳細はこちら:
国立科学博物館、スマホでVRツアーできる360度コンテンツを発売
http://www.moguravr.com/kahaku-vr/

デバイスを手で持つ必要がなくなる次世代の筋電コントローラーMyo、開発元が1.2億ドルを資金調達

筋電デバイスとして知られている「Myo」開発元のThelmic Labsが、1.2億ドル(約120億円)の資金調達を行いました。「Myo」は腕に巻くタイプのコントローラーで、筋電位を取得することにより、腕の動きだけでなく握るなど手の動作もVRで再現することが可能なデバイスです。デバイスを手に持つことなく、手の位置や指の動きを測定できるたようになります。今回の120億円相当の資金調達によって、どのような新製品が登場するのか注目したいところです。

本ニュースの詳細はこちら:
狙うのは次世代のコンピューティング 筋電コントローラーMyo開発元が1.2億ドルを資金調達
http://www.moguravr.com/myo-devel-fund/

VR市場に成長の兆し! HTC Vive用ゲーム「Raw Data」発売月に100万ドルの売上達成!

数多くのVRゲームを開発するロサンゼルスベースのスタートアップ企業「Survios」は、「Raw Data」の発売月の7月に100万ドル(約1億円)の売り上げを達成していたことを明らかにしました。「Raw Data」はHTC Vive向けに7月14日にリリースされたVRアクションゲームです。HTC Viveの特徴であるルームスケールでのトラッキング機能を最大限に活用しており、GDCやE3などでも注目を集めていました。その結果「Raw Data」は、7月3週目のSteam内売り上げランキングで1位を獲得。「Raw Data」は定価39.99ドル(約4000円)で、発売直後は20%引きのセールを行っていましたが、100万ドルの売り上げということは、最低でも初月で25000回以上購入されていることになります。Surviosの共同創設者兼チーフクリエイターのJames Iliff氏は、「今回の売り上げのデータは始まりを表しているに過ぎません。これは業界規模の拡大を意味しているとともに、それを実現してくれた顧客に対し、さらに豊かで深い体験を提供していかなくてはならないことを示しています」と述べています。

本ニュースの詳細はこちら:
HTC Vive用ゲーム『Raw Data』発売月に100万ドルの売上達成
http://www.moguravr.com/myo-devel-fund/

※本ニュース記事は「Mogura VR」から提供を受けて配信しています。
転載元はこちらをご覧ください。

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