OSSでできること/できないこと

2009年12月1日(火)
矢吹 洋一

監視方法と検知方法

実際に、GroundWork Monitor Community Editionをシステム監視に利用した画面が図3になります。

画面では、システムの監視項目を5つ定義し、それぞれについて監視結果を表示しています。問題が見つからなかった監視項目を緑色で表示している一方で、問題があった監視項目を赤色で表示して警告しています。

まとめ

以上、簡単に GroundWork Monitor Community Editionを紹介しました。同ソフトについて、概要をまとめておきます。
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分野: 統合監視ソフト
ライセンス: GPL(GNU General Public License)
プラットフォーム: Linux、Unix、Windowsなどで動作するが、開発元で検証済みなのは以下
     ・Red Hat Enterprise Linux 4/5
     ・Cent OS 5
     ・Novell SUSE Linux Enterprise Server 10
開発元: 米GroundWork Open Source
取り込んでいる監視系OSS: Nagios、RRDTool、Cacti
その他使用OSS: Apache、JBoss Portal、PHP、MySQL
コミュニティー: 英語によるコミュニティー・サイト、日本語によるコミュニティー・サイトあり
サポート: 日本での提携パートナーによる有償サポートあり
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ここからは筆者なりの感想になりますが、この GroundWork MonitorにはほかのOSS統合監視ソフトにも共通する以下のような特徴があるように思われます。

・開発主体がコミュニティーではなく企業である。

OSS統合監視ソフトに限らず、一般のOSSでも企業が主体になって開発を行っているものはいくらでもありますが、OSS統合監視ソフトにはその傾向が顕著であるように見受けられます。

・有償のサポートを提供する企業が存在する

OSS統合監視ソフトに限った話ではありませんが、開発元が最初から有償サービスでビジネスを行うことを目指していたり、普及の初期の段階で複数のパートナー企業が存在する傾向が目立ちます。

・独自開発というよりは、すでに存在するほかのOSSを上手に組み合わせるなど、プラットフォームのかなりの部分をOSSに依存している傾向が見られます。

次回は、GroundWork Monitor のインストール手順、設定方法について紹介します。

(編集部注:2009.12.02)記事タイトルが内容と合っていなかったため修正しました。

【参考文献】

オープンソース統合監視ツール導入指南」(アクセス、2009/12)
GroundWork 社 GroundWork Community Edition サイト」 (アクセス、2009/12)
GroundWork 日本語コミュニティー・サイト」(アクセス、2009/12)
ZABBIX-JP日本語アンオフィシャル・サイト」 (アクセス、2009/12)
Hinemos 情報サイト」(アクセス、2009/12)

SRA OSS, Inc. 日本支社
オープンソースソフトウエアという言葉が無かった時代から、OSS的なものを仕事の糧としてきて早20年。現在では「泥縄式」で色々なオープンソースソフトウエアをサポートするのが主たる仕事になっている。

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