『ライフハックで行こう!』、第9話です(第8話はこちら)。
今回から数回にわたって、僕のフリーランス論をお送りしていきます。
今回は、僕がフリーランスになる前、まだ会社員だったころの話です――
「フリーランスになりたい」すべての人へ
今回から数回にわたり、シリーズで「フリーランサーとして働くメリット」をテーマに描いていきます。最近ではフリーランスのITエンジニアも多く、ある会社から次の会社に移るときに、フリーランス期間を挟んでも無駄にはならないようです(【マンガ】第3話 iOSデベロッパー、堤修一さん登場!参照)。
最初にことわっておきますが、このテーマはあくまで「フリーランスになりたい」とか「会社を辞めて好きなことを仕事にしたい」という意思を持っている人に向けたものです。会社が好きな人やフリーランスとしての働き方に魅力を感じない人に「フリーランスになった方が良いよ」と言いたいわけではありません。
誰でも一歩踏み出す時は不安なもの
僕自身、少年時代からフリーランス的な働き方にあこがれ、2004年にフリーランスのイラストレーターとして独立し12年間活動を続けて来ました。その間、独立したことを1度も後悔したことがないという典型的な「フリーランス適性」を持った人間ですが、そんな僕ですら会社を辞めて独立する時には大きな迷いや不安がつきまとったものでした。
数年経って「どうしてあの時あんなに不安だったのか」を思い返してみると、「世の中にフリーランスの方法論やワークスタイルの成功例があまりに少ないから」というのが、その大きな理由のひとつだと気付きました。僕が2014年にブログでフリーランス論を発信しはじめたのもそういった理由からですが、最近ではブログを読んでくれた多くの若い方から「高田さんのようにフリーランサーになりたいが、どのようにしたら良いか分からないし、不安です」というメールをいただきます。これだけネットの情報が溢れた今日においても、僕の若い頃と同じような悩みを持つ人は相変わらず多いのだと改めて実感しています。そこで、もっと強くフリーランス礼賛論を発信する必要があると感じ、今回のテーマを数回にわたって描くことにしました。
次回以降は、「具体的にどうすれば良いのか」というところで、私見たっぷりのフリーランス論を展開していきたいと思います。
どうぞお楽しみに!