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エンジニアが自動運転技術に関わるべきではない理由(1)

2017年9月27日(水)
ReadWrite Japan

「自動運転技術」は市場を最も賑わせているキーワードの一つだ。多くの技術者が自動運転車という分野に貢献したい、あるいは最先端の技術職に身を置くことで将来の職を確保するために転職しているところだ。

自動運転車の人気は学習プラットフォームにも反映されており、多くのコンテンツクリエイター達が自動運転車についての知識を盛んにシェアしている。大量の教材が登場していることも人気の現れだ。

大手5社を挙げるとFord、GM、Waymo、Uber、Teslaである。2018-2025年までに自動運転車を市場に送り出すことに注力しており、どこも既に大量の資金を投じ、2025年末までには本物の自動運転車を出すことを目標としている。

我々の多くは自動運転車エンジニアが稼ぎのいい職業だと信じて疑わないだろう。だが常にそうであるとは限らない。その他多くの話同様、表の面があれば裏の面もあるのだ。

まず良い面について

まずは自動運転車エンジニアになって良い面を見ていこう。

#1. 世界で最も面白い技術で仕事が出来る

自動運転車は未来の技術だ。完璧ではないかも知れないが、それでも人より上手に運転できる。

自動運転車エンジニアになることを決意したということは、市場でも最先端技術の中で働くということになる。技術は毎日進歩を続け、より多くのスタートアップ企業がユニークなアイデアを持ち寄り、このエコシステムを改良している。

Wired.comの記事で、自動運転車に関わるスタートアップ企業など263社がリストアップされた。ハードウェア、サービス、ソフトウェア、その他に分類されている。交通手段の未来は明るい。であればそれに関わるエンジニアの未来も明るいものだろう。

#2. 最高の頭脳や専門家たちと働ける

企業は最高クラスの才能を市場で見つけることに必死になっており、自動運転車エンジニアはほとんど全員が天才のチームの一員として働くことになる。自動運転技術は複雑であり、自身の価値を証明するためには高度なスキルが要求される。またその複雑さから、メインではない細かな問題にも取り組まなければならないかもしれない。そのため周りの同僚や専門家たちとやりとりするようになり、付き合いの広げ方や学習方法で新しい扉が開かれるようになる。

WaymoやTesla、Googleは自動運転車の開発競争を勝ち抜くために何十億ドルもの資金をつぎ込んでいる。彼ら大手の影に隠れてしまっている企業は、才能の確保のためにより多くのお金を払うようになっている。

#3. 継続的な学習と自己改善

最先端の技術に触れることで、自分自身の質は高まる傾向にある。字度運転者エンジニアの場合でも同じことが言える。常に新しいものに触れるこの世界で、クリエイティブでイノベーティブなものの考え方は必須だ。そしてそれができるようになった時、解決すべき興味深い問題に当たることになる。結果、自己改善の道筋を自身で作り出すことになるのだ。

業務外でも自動運転車エンジニアたちはLiveEdu.tvやUdacityなど人気のオンラインプラットフォームのコースを受講するなどして、常にスキルの向上に取り組んでいる。

#4. 高い給与と集まる尊敬

自動運転車エンジニアの給料は高額で、その幅は23.2万ドルから40.5万ドルまでとある。自動運転車についての人材が足りていないことが高給の理由だ。Googleの自動運転車エンジニアが給料を貰いすぎるほどもらった結果、会社を辞めたなどのニュースをみても、この業界の人がどれだけもらってるのか分かるというものだ。

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DAMIEN WOLF
[原文4]

※本ニュース記事はReadWrite Japanから提供を受けて配信しています。
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