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トヨタがミシガン大学と連携、AIプロジェクトに2200万ドルを投資すると明言

2016年8月26日(金)
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トヨタは、ミシガン大学が率いる人工知能とロボットおよび自動運転プロジェクトに今後4年間で2,200万ドルをつぎ込むことを明言している。

この投資は、階段をのぼる車いすや視覚障がい者用カメラ、自動運転車などを含む同社のすべてのテクノロジー計画に展開されるという。

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「トヨタはミシガン大学と長年共同研究を進めている。そして、我々はAI技術を通して複雑な移動性のある課題に対処することに期待を膨らませている」と、トヨタ研究所(TRI)のCEO ギル・プラット氏は言った。

「ドライバーのより安心安全で効率的な旅を助ける、新たな技術を開発しているUM研究学部生とのコラボレーションが楽しみだ。また、そのほか高齢者や特別なニーズをもつ人々の自宅療養をサポートするモビリティ技術の便益を拡大することにも集中して取り組んでいる」と、彼は付け加えた。

また、トヨタはミシガン大学と共同で今年の6月、10億円規模の人工知能技術研究会社「TRI」の新拠点を米国ミシガン州アナーバーに開設した。

トヨタの第三の自動運転研究キャンパス

ミシガン州アナーバーに新しくできた施設は、トヨタのアメリカにおける3つめの拠点である。パロ・アルト、カリフォルニア州とケンブリッジ、マサチューセッツ州に続いてできたもので、これらの拠点は、MIT、スタンフォード大学といった具合にすべて地元の大学との連携されたものである。

トヨタは言うまでもなく、事業を過度に動かすことなく自動運転技術を向上させる方法として、上記のようなアメリカの大学を捉えている。GM(General Motors)などの他企業も、トヨタのような事業プランを推進している。

日本の自動車メーカーは、こういった研究センターへ投資をしているにもかかわらず、まだ自動運転車市場で大きく動くことをためらっているようだ。ちなみに、2014年にはそもそも自動運転車に興味ないと言っていたトヨタだが、今となっては、高級ブランドであるレクサスでその技術を公開するなど、大学での研究に一層力を入れ始めたと言われている。

これはコスト削減と国民の詮索を避けるための「スマート戦略」かもしれない。GMが自動運転技術ベンチャー企業のCruise Automationを10億ドルで買収したり、TeslaがAutoPilotへ多額の資金を投入していたりするものの、トヨタの築いた拠点は彼らの市場価値を数年であれば保つことができるだろう。

結局のところ、最後にゴールテープを切る者が勝者であり、日本のおとぎ話にあるように「カメがウサギに勝つ」こともあり得る。日本の場合、2020年に東京オリンピックを控えていることが吉と出るか凶と出るか、が気になるところだ。

ReadWrite[日本版] 編集部
[原文4]

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