ユーザビリティチェックシートを試そう!
実際にチェックしてみよう
それでは、実際にユーザビリティチェックを実行してみましょう。
サンプルチェックシートをこちらからダウンロード(http://www.thinkit.co.jp/images/article/130/2/13021.zip)できますので、そのExcelファイルを開いてください(13021.zip/5.06 KB)。
Excelファイルの「ユーザビリティチェック」のシートに、「リーダビリティ」「ナビゲーション構成」「リンク要素」「エラー」「フォーム」の5つのカテゴリーからなるチェック項目がありますので、それぞれの項目を○×で選んでください。チェック結果は「グラフ」のシートにグラフで表示されます。
参考として、下記のようなチェック項目が含まれています。
・ヘッダーに会社、もしくはプロダクトのロゴが含まれているか
・現在のページのサイト内での位置を判別することができるか
・リンク色はサイト内で統一しているか
・Not foundをサポートしているか
・ボタンがクリッカブルであるか
・必須項目がわかりやすいか
こちらのサンプルチェックシートでは、Webサイトを制作するにあたり、最低限対応するべきユーザビリティの基本である項目を挙げています。
これで、あなたが担当されているWebサイトのユーザビリティが、どのカテゴリーで不十分かが一目でわかります。
また、競合他社のWebサイトや、気になる企業サイトなどをチェックしていただければと思います。他社のユーザビリティを知ることで、自社の強化につながることもあるからです。
チェック結果は?
あなたが担当されているWebサイトは、どのような評価結果だったでしょうか。
どの程度、必須項目に対応しているのかがわかるようになっています。また、弱いカテゴリーはグラフに現れるので、グラフの形に注目してください。バランスよく対応できていましたでしょうか。もしくはいびつな形になっていましたでしょうか。極端にいびつな形は特に注意が必要です。数字の悪いカテゴリーは、ぜひユーザビリティ向上に努めていただければと思います。
このシートの内容は、最低限対応するべきユーザビリティの項目しか挙げていません。このシートの結果で一喜一憂されるとは思いませんが、Webサイトのユーザビリティをさらに向上させるには、対応すべきユーザビリティを洗い出し、指標化しチェック、改善するという、PDCAサイクルを何度も繰り返し行う必要があります。
ユーザビリティの指標化には、このシートを上手に使用・運用していただき(もちろん、現状は機能もサンプルなので、そのまま使うのではなく機能追加などのバージョンアップをしていただくとより使いやすくなると思います)、指標化に努めていただければと思います。