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連載 [第73回] :
  週刊VRウォッチ

外部センサーなしでHTC Vive並の高精度なVRが実現か

2018年2月19日(月)
Mogura VR
本記事はVR専門メディア「Mogura VR」から提供されているもので、国内外のVR関連情報をいち早く、正しく、分かりやすくお伝えします。

先週はインサイドアウト方式のセンサーやVR用コントローラー、Windows MR ヘッドセットの値下げといったハードウェア関連のニュースや、ARヘッドセットを開発するMagic Leap社の資金調達などが報じられました。

この中で注目したいのは、インサイドアウト方式のセンサーに関するニュースです。VRデバイスの位置トラッキング用センサーには、インサイドアウト方式とアウトサイドイン方式があります。Oculus RiftやHTC Vive、PlayStation VRなどのように、センサーが独立しており、外部設置が必要なものはアウトサイドイン方式と呼ばれています。これに対しWindows MRヘッドセットでは、センサーがヘッドセットに組み込まれているインサイドアウト方式が用いられています。

報じられたニュースは、インサイドアウト方式で高精度のトラッキングを実現する技術デモに関するものです。インサイドアウト方式は、センサーをヘッドセットとは別に設置する手間がないため、アウトサイドイン方式に比べて、より手軽にVRヘッドセットを使うことができます。「手軽に使えて高性能」、そんなヘッドセットを目指した開発が着々と進んでいることを実感できるニュースでした。

外部センサーなしでVive並の高精度なVRが実現か

VRやARにおける「位置トラッキング」は、仮想空間での移動や現実との違和感のない合成を行うため非常に重要です。

Occipital社はiPadに取り付けるタイプの3Dセンサー「STRUCTURE SENSOR」、iPhoneに取り付けてMRヘッドセットにできる「BRIDGE」、それらのセンサーを使うためのSDK「BRIDGE ENGINE」といった製品を開発しています。1月に行われたCES2018において、同社はHTC Viveに3Dセンサーを取り付け、ルームスケールの位置トラッキングデモを行いました。

これはWindows Mixed Realityヘッドセットなどと同様に、ヘッドセット側にトラッキングするためのセンサーを配置し、周囲に追加のハードウェアが必要ない「インサイドアウト方式」の位置トラッキングです。インサイドアウト方式は、これまでは外部センサーを置く「アウトサイドイン方式」よりも精度が劣ったり、同等の精度が出せてもヘッドセットに組み込むコストが高くなるといった問題がありました。

Occipital社は、精度とコストを両立したシステムを開発しようとしています。同社が公開したデモ動画では、3Dセンサーに搭載されたカメラを用いて空間をスキャンしています。自動的に表示されたラインはHMDとの距離に応じて変わり、遠いところは青、緑、黄、オレンジ、近くなると赤で表示されます。

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進化するVR 外部センサーなしでVive並の高精度なVRが実現か
http://www.moguravr.com/occipital-vr/

伸縮するコントローラーでモノの重量や感触を再現

3DデザイナーであるManuel Rosado氏は、HTC Viveのコントローラーに取り付けて重心を変化させるデバイス「Nyoibo」を公開しました。このデバイスでは、従来のコントローラーでは難しかったVR内にあるモノの重量を疑似的に再現することができます。

現在はプロトタイプによるデモのみですが、「反響が大きければ、Kickstarterでクラウドファンディングを行い、製品化することも検討している」とのことです。

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コントローラーが伸縮してVRで持ったモノの重量や感触を再現
http://www.moguravr.com/vr-controller-nyoibo/

米国でのWindowsMRヘッドセットの値下げ続く

2017年、PCメーカー各社からマイクロソフトの没入型デバイス「Windows MRヘッドセット」がリリースされました。その後、アメリカのAmazonではWindows MRヘッドセットの値下げが行われおり、現在も続いています。中には最大で40%近くの値引きがされている製品もあります。

また2018年1月時点では割引が行われていなかったサムスン社のMRヘッドセット「Samsung Odyssey」も、100ドルの割引が行われています。

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米国でのWindowsMRヘッドセット、値下げ続く
http://www.moguravr.com/windows-mr-4/

Magic Leap、欧州の大手メディアから新たに資金調達

ARデバイス「Magic Leap One」などを開発するMagic Leap(マジックリープ)社は、ヨーロッパ最大のデジタルメディア会社であるAxel Springer(アクセル・シュプリンガー)から新たに資金調達を行っていたことが明らかとなりました。今後Axel Springerのメディア内で、Magic Leapに関する最新情報が積極的に報じられることが推測されています。 今回、出資を発表したAxel Springerは、「Business Insider」のドイツ版などを含む複数のメディアを運営している企業です。同社は2016年に32億9,000万ユーロ(約4,300億円)を売り上げ、15,000人以上の従業員を抱えているなど、ヨーロッパ最大規模のメディアとして知られています。今回のラウンドの出資額は未公開であり、また他の企業の参加の有無などの情報も公開されていません。

本ニュースの詳細はこちら:
Magic Leap、欧州の大手メディアから新たに資金調達
http://www.moguravr.com/magic-leap-ar-4/

※本ニュース記事は「Mogura VR」から提供を受けて配信しています。
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