「Excel+Yahoo! 路線情報」で交通費の自動精算ロボットを作ってみよう

2023年7月7日(金)
中村 行宏
第4回目の今回は、「Yahoo! 路線情報」サイトから交通費を自動取得し、交通費を自動精算するロボットを作成します。。

「Yahoo! 路線情報」から
交通費を自動取得するロボットの作成

  1. Toolbox内の検索フォームに「assign」と入力し、図13のように「Assign」アクティビティを「Sequence」内にドラッグ&ドロップします。そして、左辺に「int_行番号」と入力します。
    「int_行番号」変数

    図13:「int_行番号」変数

  2. 「int_行番号」変数を選択後、[Ctrl]キーを押しながら[k]キーを押下すると、図14のようにString型の変数が作成されます。ただし、「int_行番号」変数は文字列型ではなく整数型として使用したいので、ここで整数型である「Int32」型に変更します。
    「int_行番号」の型を変更

    図14:「int_行番号」の型を変更

  3. 「int_行番号」変数のデフォルト(Default)値を「1」に設定(1は半角数字)します(図15)。
    「int_行番号」変数のデフォルト値

    図15:「int_行番号」変数のデフォルト値

  4. 「int_行番号」変数の右辺を「int_行番号 + 1」に設定(「+」も「1」も半角)します(図16)。
    「int_行番号」変数の設定

    図16:「int_行番号」変数の設定

    なぜ「int_行番号」=「int_行番号」+ 1 としたのでしょうか。それは「交通費.xlsx」Excelファイルを1行ずつ処理したいからです(図17)。
    「int_行番号」=「int_行番号」+ 1

    図17:「int_行番号」=「int_行番号」+ 1

  5. 次に、先ほどと同様に「Sequence」名を変更します。ここでは「Sequence - 各行」に変更します(図18)。
    「Sequence」名の変更

    図18:「Sequence」名の変更

    ここで、図19のように、デバッグ用に「WriteLine」アクティビティをドラッグ&ドロップします。そして「Text」欄には「“行番号 = ” + int_行番号.ToString」と入力します。
    行番号(デバッグ用)

    図19:行番号(デバッグ用)

  6. 先ほど作成した「int_行番号」のスコープを「Sequence – 全体」に変更します(図20)。
    「int_行番号」変数のスコープ変更

    図20:「int_行番号」変数のスコープ変更

  7. 図21のように「Assign」アクティビティをドラッグ&ドロップします。そして、それぞれ下記のように入力します。 str_出発 = row(“出発”).ToString
    str_到着 = row(“到着”).ToString
    「str_出発」変数と「str_到着」変数

    図21:「str_出発」変数と「str_到着」変数

  8. 「str_出発」変数と「str_到着」変数で、それぞれ[Ctrl]キーを押しながら[k]キーを押下すると、図22のようにそれぞれの変数の型が「String型」であることが分かります。
    「str_出発」変数と「str_到着」変数の型

    図22:「str_出発」変数と「str_到着」変数の型

  9. Toolboxで「open」と入力しアクティビティを検索すると「Open URL」が見つかるので、それをドラッグ&ドロップします(図23)。ただし「Open URL」アクティビティは2つ表示されますが、「OpenRPA.NM」配下の「Open URL」を使用します。
    「Open URL」アクティビティのドラッグ&ドロップ

    図23:「Open URL」アクティビティのドラッグ&ドロップ

  10. 画面右上のProperties内の「Browser」と「Url」を図24のように入力します(「”」 ダブルクォーテーションは半角)。
    「Open URL」の設定

    図24:「Open URL」の設定

ライター
SIer にて、システム開発/構築や社内インフラを担当。その後、セキュリティベンダーに移り、セキュリティ診断(NW、Web、DB)に従事。また、本の執筆や講師も務める。
著書:図解即戦力 情報セキュリティの技術と対策がこれ1冊でしっかりわかる教科書、【イラスト図解満載】情報セキュリティの基礎知識

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