オープンソースのRPAツール「OpenRPA」でDXを体験してみよう! 第4回

「Yahoo! 路線情報」から交通費を自動取得するロボットの作成

「Yahoo! 路線情報」から
交通費を自動取得するロボットの作成

Toolbox内の検索フォームに「assign」と入力し、図13のように「Assign」アクティビティを「Sequence」内にドラッグ&ドロップします。そして、左辺に「int_行番号」と入力します。

図13：「int_行番号」変数
「int_行番号」変数を選択後、[Ctrl]キーを押しながら[k]キーを押下すると、図14のようにString型の変数が作成されます。ただし、「int_行番号」変数は文字列型ではなく整数型として使用したいので、ここで整数型である「Int32」型に変更します。

図14：「int_行番号」の型を変更
「int_行番号」変数のデフォルト(Default)値を「1」に設定(1は半角数字)します(図15)。

図15：「int_行番号」変数のデフォルト値
「int_行番号」変数の右辺を「int_行番号 + 1」に設定(「+」も「1」も半角)します(図16)。

図16：「int_行番号」変数の設定

なぜ「int_行番号」=「int_行番号」+ 1 としたのでしょうか。それは「交通費.xlsx」Excelファイルを1行ずつ処理したいからです(図17)。

図17：「int_行番号」=「int_行番号」+ 1
次に、先ほどと同様に「Sequence」名を変更します。ここでは「Sequence - 各行」に変更します(図18)。

図18：「Sequence」名の変更

ここで、図19のように、デバッグ用に「WriteLine」アクティビティをドラッグ&ドロップします。そして「Text」欄には「“行番号 = ” + int_行番号.ToString」と入力します。

図19：行番号(デバッグ用)
先ほど作成した「int_行番号」のスコープを「Sequence – 全体」に変更します(図20)。

図20：「int_行番号」変数のスコープ変更
図21のように「Assign」アクティビティをドラッグ&ドロップします。そして、それぞれ下記のように入力します。 str_出発 = row(“出発”).ToString
str_到着 = row(“到着”).ToString

図21：「str_出発」変数と「str_到着」変数
「str_出発」変数と「str_到着」変数で、それぞれ[Ctrl]キーを押しながら[k]キーを押下すると、図22のようにそれぞれの変数の型が「String型」であることが分かります。

図22：「str_出発」変数と「str_到着」変数の型
Toolboxで「open」と入力しアクティビティを検索すると「Open URL」が見つかるので、それをドラッグ&ドロップします(図23)。ただし「Open URL」アクティビティは2つ表示されますが、「OpenRPA.NM」配下の「Open URL」を使用します。

図23：「Open URL」アクティビティのドラッグ&ドロップ
画面右上のProperties内の「Browser」と「Url」を図24のように入力します(「”」ダブルクォーテーションは半角)。

図24：「Open URL」の設定