写真で見るGitHub Universe 2023、狭いスペースを最大限に使った展示ブースなどを紹介
GitHub Universe 2023は、サンフランシスコのダウンタウンにあるモスコーネセンターに隣接したSan Francisco Museum of Modern Art(SFMOMA)の施設を借り切って開催された。ここ数年はパンデミックの影響で、規模を縮小しての開催を余儀なくされていたが、2024年はかつてと同様にピアに移動して規模を拡大して開催されることが告知された。日程は2024年10月29日、30日の2日間となる。このレポートではセッション以外のトピックをまとめてお届けする。
ちなみに筆者が最初に参加した2017年のGitHub Universeの記事もぜひ参照してもらいたい。GitHubのイベント設計におけるセンスの良さが理解できるだろう。
●参考:【写真で見る】GitHub Universeが示す新しいイベントのスタイル
会場は屋内だけではなく屋外にも寛ぐための場所が複数設置されており、セッションに疲れたらここで一休みや食事も可能だ。
ちなみに色とりどりのドーナツはミニシアターと隣接しており、Demo&Donutと名付けられていた。
今回はRed Hatが参加していることでちょっとした話題になったが、Red Hatはドリンクのスポンサーでもある。「Fresh juice from our friends at Red Hat」というコピーが洒落ている。
なお毎回大人気のカフェオレのキッチンカーはPayPalがスポンサーで、「PayPal CodeBrew Cafe」と命名されていた。
またGitHubグッズを販売するショップも大人気で初日の夕方にはあらかた品切れしており、大人気だったGitHub Ugly Sweaterも買えなかった参加者が多かったようだ。
定番のTシャツやボトル、靴下やベースボールキャップだけではなくスケートボードも売られていた。
また今回は参加者のバッジにもサプライズが用意されており、ランダムに配布されたRaspberry Pi Picoベースのハックできるカンファレンスバッジが提供された。開発したのはイギリスのPimoroniで、公式サイトは以下のリンクから参照して欲しい。
●参考:https://github.com/badger2040/home
実際にUSBケーブルで繋いで通電すると、いくつかの機能が実装されていることがわかる。
GitHubのノベルティはセンスが良いものが多いが、今回もセーターはさておき、ロゴ入りのボトルやノートブックもオシャレな出来映えとなっていた。
トートバッグも各種のステッカーもいつも通りだが、今回からヘルメットにゴーグルを着けたCopilotのキャラクターが加わった。名前は何だろう?
ブースに目を向けるとGitHubは会場中央に大きなブースを構えてCopilotやDeveloper Experience、Securityの3つに絞って訴求を実施。その中でもMicrosoftは参加者と対話することを目的にブース設計されているようだ。
●参考:Creating Digital Leaders - Xebia
変わったところだとReadMeというベンチャーが出展していた。ReadMeはデベロッパーが開発したAPIのドキュメンテーションを支援する企業であるという。
●参考:ReadMe
またパスワード管理のベンチャーである1Passwordもブースを構えており、パスワードマネージャーをデベロッパー向けに訴求していた。
ちなみにMicrosoftも1Passwordもデベロッパーが好みそうなグッズを配布していた。
またARMも出展していたが、これはGitHub ActionsのARMプロセッサ向けのRunnerが仮想ハードウェアとして提供できるようになったことが背景にある。
ARMはミニシアターで仮想ハードウェアに関するセミナーも実施しており、組込系システムにおいてARMシステムを利用したいGitHub Actionsユーザーには待望の機能だろう。
ARMベースのRunnerに関しては以下を参照して欲しい。
●参考:https://arm-software.github.io/AVH/main/infrastructure/html/avh_gh.html
SFMOMAという街中の広さには制限のある会場での開催となったが、次の2024年には規模も拡大された会場での開催となり、KubeCon+CloudNativeCon North Americaとも重ならない日程(KubeCon NAは11月12日から15日、ソルトレークシティで開催予定)になっているので、AIを活用したペアプログラミングやドキュメント&テスト生成、そしてセキュリティにおけるAIの活用などの最新情報を得るために、可能であれば現地での参加をお勧めする。
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