コードギャラリーとZend Platformによる統合
FTP/SFTP接続
最後に、リモートでシステム開発作業を行うプログラマを対象とする重要な機能を紹介します。
それは、FTP接続を介してコーディングを行うための機能であり、シナリオ2で最初に提示した重要な課題を解決するために利用することができます。
FTPを使用するプロジェクトをZend Studio for Eclipseから開始することができますし、プログラマがプロジェクトファイルに対してコーディング作業を行っている状態で、IDEをFTPサーバに直接的かつ継続的に接続することができます。
これにより、時差に関係なく、プロジェクトを1つの場所(セキュリティが確保された安全な場所)で管理することができます。
以上のようなZend Studio for Eclipseのすべての特長を併せて利用すれば、開発プロセスを調整して円滑に進めるのに役立ちます。
ただし、そのためには、開発者全員がそれらのツールおよびヘルプを利用すること、さらに言えば、彼らのアプリケーション開発作業における一貫性が維持されるようにすることが前提となります。
したがって、Zend Studio for EclipseによるIDEを使用することだけでなく、同じツールおよび機能を使用するということを開発チームの全員に納得させることが重要になります。
まとめ
言うまでもなく、SCMソフトウェアをチーム全体に実装することは、あらゆるマルチデベロッパーチームにとって最大の課題であり、どのツールを使用し、それらのツールをどのように実装するかは、開発現場ごとに異なります。
Zend Studio for Eclipseがサポートしている両方のSCMツールに関してWeb上で入手できる資料は多数ありますので、自身の開発現場に最も適したものを探してみてください。
忘れてはならないことは、開発チームが携わるプロジェクトの規模が大きくなればなるほど、ツールの統合が重要になるということです。
Zend Studio for Eclipseを利用すれば、それらの非常に多くのチーム開発機能を1つのIDEソリューションにまとめることができます。Zend Studio for Eclipseを企業全体に実装することについて真剣に検討するのは意義のあることだと言えるでしょう。